母体血よりの胎児DNA分離による出生前遺伝子解析

資料種別: 文書・図像類

著者: 谷島, 清郎ほか

出版者: 金沢大学医療技術短期大学部

出版年: 1995-03

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: Cytochrome b5 reductase(b5R)遺伝子の異常による遺伝性メトヘモグロビン血症の出生前診断を目的として、異常部位の塩基配列の解明と確定診断への遺伝子増幅技術(PCR法)の適用を試み、胎児細胞を安全に収集する方法として母体流血中に含まれる胎児有核赤血球を対象とし、そのDNAを分析...

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書誌情報

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 母体血よりの胎児DNA分離による出生前遺伝子解析
著者・編者: 谷島, 清郎
Tanishima, Kiyoh
著者標目: 谷島, 清郎
Tanishima, Kiyoh
出版事項: 金沢大学医療技術短期大学部
出版年月日等: 1995-03
出版年（W3CDTF）: 1995-03
並列タイトル等: Isolation of fetal cells from maternal circulation and prenatal DNA analysis
タイトル（掲載誌）: 平成6(1994)年度科学研究費補助金一般研究(C) 研究成果報告書 = 1994 Fiscal Year Final Research Report
巻号年月日等（掲載誌）: 1993-1994
掲載巻: 1993-1994
掲載ページ: 24p.-
本文の言語コード: jpn
件名標目: 遺伝性メトヘモグロビン血症
母体血中胎児細胞
有核赤血球
DNA解析
Hereditary Methemoglobinemia
Fetal Cells in Maternal Circulation
Nucleated Erythrocytes
DNA Analysis
対象利用者: 一般
一般注記: Cytochrome b5 reductase(b5R)遺伝子の異常による遺伝性メトヘモグロビン血症の出生前診断を目的として、異常部位の塩基配列の解明と確定診断への遺伝子増幅技術(PCR法)の適用を試み、胎児細胞を安全に収集する方法として母体流血中に含まれる胎児有核赤血球を対象とし、そのDNAを分析する標準的な操作を検討した。b5R遺伝子の解明から、本症の3種の病型に対してそれぞれ異なったエクソン部位の塩基配列異常の対応することが明らかとなり、それぞれのPCR法におけるプライマーを用意することが可能となった。母体流血中からの胎児有核赤血球の分離収集については、先ず臍帯血を利用して比重法による分離法を検討した。有核赤血球の確認には顕微鏡によるほか、比較的含有量の多い酵素の親和定数や活性化エネルギーのちがい等を用いた。DNAの抽出法については、蛋白水解酵素を用いる方法、市販の各種抽出キットによる方法を比較した結果、有機溶剤や酵素を使用しないものが簡便、迅速で回収率が高いので推奨された。以上の抽出法を臍帯血から分離した有核赤血球に適用し、b5R遺伝子のPCR法による増幅を試みた。しかしながら、母体流血中からの有核赤血球の比重法による単離にはバラツキが多く、胎児細胞採取の確実性を期すためには、むしろミクロマニピュレータを用いて一個一個の有核赤血球を顕微鏡下に捕集する方法が理想的と考えられた。
We analyzed the NADH-cytochrome b5 reductase gene of hereditary methemoglobinemia type I,Type II and type III, and applied these results to prenatal diagnosis of this disorder.An alternative and noninvasive method for obtaining fetal cells from maternal circulation was studied. It was evident that nucleated erythrocytes were most disirable for this purpose. We studied also the methods for collecting nucleated erythrocytes, for extraction of DNA and for PCR (polymerase chain reaction) amplification of DNA by using cord bloods. Sedimentation method under different of gravity nucleated erythrocytes and selecting of single cell by micromanipulator were found to be most reliable for analysing DNA of the nucleated erythrocytes. PCR technique allowed the primers to anneal to their respective binding sites of Exon 2 and 5 of b5R gene and showed a positive PCR signal for 1.6 pg of DNA.
研究課題/領域番号:05671918, 研究期間(年度):1993-1994
出典：「母体血よりの胎児DNA分離による出生前遺伝子解析」研究成果報告書　課題番号05671918 (KAKEN：科学研究費助成事業データベース（国立情報学研究所）)　　　本文データは著者版報告書より作成
DOI: 10.24517/00056921
一次資料へのリンクURL: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=50612&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=50612&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
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著作権情報: CC BY-NC-ND
関連情報: https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=70019917
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05671918/
https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-05671918/056719181994kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA