棘皮動物進化の鍵となる成体原基Hox遺伝子発現を制御するシグナル伝達の解明

資料種別: 文書・図像類

著者: 山口, 正晃ほか

出版者: 金沢大学理工研究域生命理工学系

出版年: 2019-05-28

資料形態: デジタル

ページ数・大きさ等: -

NDC: -

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資料に関する注記

一般注記：: 半索動物と棘皮動物は歩帯動物クレードの姉妹群で、三体腔性の幼生を共有する。半索動物は幼生プランを引きつぐ。一方、棘皮動物は成体原基の中で五放射体制をつくり、稚虫へと変態する。半索動物外胚葉の前後軸にそったパターン化を制御する遺伝子のウニ相同遺伝子を単離し、比較発現解析した。ウニ成体原基の外胚葉で発現...

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書誌情報

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デジタル

資料種別: 文書・図像類
タイトル: 棘皮動物進化の鍵となる成体原基Hox遺伝子発現を制御するシグナル伝達の解明
著者・編者: 山口, 正晃
Yamaguchi, Masaaki
著者標目: 山口, 正晃
Yamaguchi, Masaaki
出版事項: 金沢大学理工研究域生命理工学系
出版年月日等: 2019-05-28
出版年（W3CDTF）: 2019-05-28
並列タイトル等: Signal transduction that controls gene expressions in the adult rudiment of echinoderms
タイトル（掲載誌）: 平成30(2018)年度科学研究費補助金基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2018 Fiscal Year Final Research Report
巻号年月日等（掲載誌）: 2016-04-01 - 2019-03-31
掲載巻: 2016-04-01 - 2019-03-31
掲載ページ: 6p.-
本文の言語コード: jpn
件名標目: 棘皮動物
五放射体制
成体原基
半索動物
AP map gene
FGFシグナリング
Hox複合体
対象利用者: 一般
一般注記: 半索動物と棘皮動物は歩帯動物クレードの姉妹群で、三体腔性の幼生を共有する。半索動物は幼生プランを引きつぐ。一方、棘皮動物は成体原基の中で五放射体制をつくり、稚虫へと変態する。半索動物外胚葉の前後軸にそったパターン化を制御する遺伝子のウニ相同遺伝子を単離し、比較発現解析した。ウニ成体原基の外胚葉で発現するのは、ギボシムシの襟外胚葉相同遺伝子のみで、その発現は放射水管を覆う歩帯外胚葉領域に制限されていた。棘皮動物は、共通祖先から吻と胴を失い、襟からの放射状突起伸長によって進化したことを提唱する。一方、Hox複合体の共線的発現は、棘皮動物の前後軸は成体の口-肛門軸であることを示唆する。
Hemichordates and echinoderms are sister taxa of the Ambulacraria clade, and share tripartite larvae. Hemichordates inherit the body plan (proboscis-collar-trunk) from larvae. In contrast, echinoderms form a pentaradial body plan in the adult rudiment and metamorphose into juveniles. The evolution of this unique body plan of echinoderms still remains a mystery in zoology.We isolated sand dollar orthologs of anteroposterior (AP) map genes that control ectodermal patterning along the AP axis in hemichordates, and examined their expression in the sand dollar. Solely orthologs of collar AP map genes were expressed in ectoderm of the adult rudiment, and their expression was restricted to the future ambulacral ectoderm. I propose that the evolution of echinoderms was accompanied by loss of the proboscis and trunk from a common ancestor, concomitant with radial outgrowth from the collar. Co-linear expression of Hox complex suggests adult mouth-anus axis may represent AP axis of echinoderms.
研究課題/領域番号:16K07368, 研究期間(年度):2016-04-01 - 2019-03-31
出典：研究課題「棘皮動物進化の鍵となる成体原基Hox遺伝子発現を制御するシグナル伝達の解明」課題番号16K07368（KAKEN：科学研究費助成事業データベース（国立情報学研究所））（https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-16K07368/16K07368seika/）を加工して作成
DOI: 10.24517/00054740
オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
関連情報: https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=60182458
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K07368/
https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-16K07368/16K07368seika/
連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
提供元機関・データベース: 金沢大学 : 金沢大学学術情報リポジトリKURA