タイトル(掲載誌)平成19(2007)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究概要 = 2007 Research Project Summary
一般注記金沢大学学際科学実験センター・アイソトープ理工系研究施設
研究目的:夜間や休日時に地震・火災などの緊急事態が発生した場合、必ずしも管理者が現場へすぐに駆けつけることができない時ある。緊急時で大切なことは、その事態の発生や現場の状況をいち早く知ることが大切である。そこで今や一般的となり手近な携帯電話やインターネット(IT)を利用してその場にいなくても現場の状況を把握し異常事態の通報発信を受信出来るようなシステムを開発することとした。研究方法:・設置した監視カメラの画像をカメラ付携帯電話やITを利用して現場の状況を確認できるシステムを構築する。・夜間でも状況確認ができるよう照明等が点灯するシステムを検討する。・現在職場で監視されている火災等の警報を管理者の携帯電話に自動発信できるシステムを検討する。・携帯電話は、国内複数社のカメラ付携帯電話について現況確認できるかを調査する。研究成果:テレビ電話機能を持つ(1)施設監視カメラと携帯電話のパケット通信やパソコンからITを利用して施設状況を確認できる(2)Webカメラを設置した。利用の方法は,テレビ電話機能のある携帯電話から(1)施設監視カメラへ電話をかけ状況を確認する。照明が必要な場合、携帯電話からの操作で照明のon,offが可能となるリモコンリレースイッチを設置した。パケット通信やITは、WebカメラのIPアドレスを入力することにより施設状況を確認する。次に,施設で火災の発生や不法侵入があった場合,既存の通報システムで大学内の該当部署へ通報されるが,その信号を大学の許可を得て(1)監視カメラに接続し携帯電話へ自動で発信できるシステムを構築することができた。このシステムは,機能のある国内携帯2社(NTTDoCoMoとソフトバンク)で通信可能でありズーム操作を行うことにより非常に鮮明な画像を得ることができた。またWebカメラへは国内携帯3社のパケット通信で接続できることも確認した。これにより目的とした状況確認を行うシステムを構築することができた。
研究課題/領域番号:19918032, 研究期間(年度):2007
出典:「緊急時における携帯電話等を利用した施設状況の確認に関する研究」研究成果報告書 課題番号19918032(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19918032/)を加工して作成
一次資料へのリンクURLhttps://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=56251&item_no=1&attribute_id=26&file_no=1
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=19918032
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19918032/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)