並列タイトル等Estrogen regulates squamous metaplasia in the endometrial cancer
タイトル(掲載誌)令和2(2020)年度 科学研究費補助金 若手研究 研究成果報告書 = 2020 Fiscal Year Final Research Report
一般注記金沢大学学際科学実験センター
子宮体癌において、癌進展に伴う扁平上皮化生の誘導が、PTEN欠損を有するヒト臨床検体とマウス病態モデルの両者に共通して認められることから、PTENを欠損した癌細胞では癌の進展を抑制する異方向への分化・成熟誘導機構が存在するのではないかと考え、 扁平上皮化生誘導の機序の解明を目指した。子宮体癌を自然発症する子宮特異的PTEN欠損マウスでは、濃度依存的なエストロゲンの作用によって扁平上皮化生が強く誘導されることが明らかになった。またこの変化は、本来重層扁平上皮には分化しない子宮内膜上皮において、PTEN欠損細胞の存在下で重層扁平上皮に分化可能な細胞集団が出現し、増殖した結果であると考えられた。
Squamous metaplasia is found in both endometrial cancer patients and the mouse model which carries PTEN inactivation. We found that squamous metaplasia is developed in estrogen-dependent manner by the investigation of animal models. We further demonstrated that a small number of precursor cells which can differentiate into the stratified epithelium arises under the environment with existence of PTEN inactivated epithelial cells.
研究課題/領域番号:19K18691, 研究期間(年度):2019-04-01 – 2021-03-31
出典:「エストロゲンによる子宮体癌細胞の異方向分化誘導とその分子生物学的機序の解明」研究成果報告書 課題番号19K18691(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-19K18691/19K18691seika/)を加工して作成
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/ja/search/?kw=90777731
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K18691/
https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-19K18691/19K18691seika/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)