並列タイトル等Studies in the Evaluation of the ability for Educatonal program of Children with Mental Retardation
タイトル(掲載誌)平成5(1993)年度 科学研究費補助金 一般研究(B) 研究成果報告書概要 = 1993 Fiscal Year Final Research Report Summary
一般注記出版タイプ: AM
金沢大学教育学部
教育診断法について、我々は多様な子どもの能力を多面的にとらえるものであらねばならないと考え、感覚・運動系・言語系の3つの能力を的確に評価できるものを目指し、資料を収集した。感覚系については、種々の感覚の中で最も重要とされる視覚系を取り上げ、情報取り込みを保障している眼球運動機能を調べた。精神遅滞児、健常幼児、成人で視運動性眼振を測定したところ、精神遅滞児では周辺視野刺激に対する定位が十分でないことが明らかとなった。運動系に関しては、人間にとって最も基本的な運動機能である直立姿勢を調べた。精神遅滞児、健常幼児、成人の立位姿勢保持時の身体動揺を視覚条件を統制して調べたところ、精神遅滞児では動揺が大きく、その要因のひとつは視覚情報を身体動揺のコントロールに適切に用いることができないことであることがわかった。言語系については、言語の3大機能のひとつである行動調整機能を調べた。その結果、精神遅滞児の行動調整機能の障害は単に言語の問題として顕在化するにとどまらず、感覚系や運動系の問題とも密接に関連していることが示された。また、行動調整機能に障害を有する者に対しては、するべき行動を直観的・外的に明らかにするという指導法の原則が示された。一方、指導法の作成に当たっては、それが実際には授業で行われることが中心となることを念頭を置き、実際の授業場面で教師のどのような働きかけがどのような子どもの行動を引き起こしているかを小型ビデオカメラを子ども及び教師の頭部に取りつけ、その画像を解析することにより検討した。以上の検討から、教育診断シスステムの基本的な項目に関する基礎的資料が得られ、実際の子どもの評価も可能であることが確認された。しかし、これらはいまだ基礎的・実験室的検討の段階にあり、具体的な診断及び指導法の作成に有機的に結びつけていく研究が今後とも必要である。
In order to arrange the items of the evaluation test in the ability for educational program and to know the adaptability for it of children with mental retardation, eye movement, body equilibrium and verbal ability were investigated.1.Optokinetic nystagmus was measured by the EOG method. It was found that children with mental retardation were not oriented to the stimuli in the peripheral visual field compared to non-retarded children and adults.2.Body sway was measured by a force platform in Romberg stance with eyes open and shut. Subjicts were children with mental retardation, non-retarded children and adults. It was found that some of children with mental retardation could not utilize the visual information in order to stabilize the uprigt posture.3.Behavior regulation of children with mental retardation was evaluated bu Garfield's motor impersistence test. The results indicated that the disorder of behavior regulation would not only related to their verbal problem but also connected to their sensory and motor problem.
研究課題/領域番号:04451144, 研究期間(年度):1992 – 1993
出典:研究課題「精神遅滞児の総合的診断システムとそれに基づく指導法の開発」課題番号04451144(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-04451144/044511441993kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/)を加工して作成
関連情報https://kaken.nii.ac.jp/search/?qm=60168987
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-04451144/
https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-04451144/044511441993kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)