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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 林, 敬人
- 著者標目
- 出版事項
- 並列タイトル等
- Forensic diagnosis of abuse and determining the duration based on the changes of nervous・endocrine・immune systems by the stress
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 2010-2011年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金(若手研究(B)))研究成果報告書 課題番号：22790599 研究代表者：林敬人 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科講師)心理的虐待の動物モデルである長期拘束ストレスマウス及び小児虐待死剖検例において，視床下部－下垂体－副腎皮質系（HPA axis）の変動を解析した。動物実験，剖検例いずれも比較的短期間のストレスでは，糖質コルチコイドを産生するため副腎が肥大し，副腎内コレステロールが減少し，副腎へのコレステロール供給に関わるSR-BI, HMGR, HSLの副腎内の発現が増加していた。以上の結果から，副腎内分泌系の変動を解析することは小児虐待の法医病理学的診断及び虐待期間推定の指標となり得る可能性が示唆された。We examined changes in the hypothalamic-pituitary-adrenal (HPA) axis in a mouse restraint stress model of psychological abuse and in autopsy cases to determine a possible indicator for the diagnosis of child abuse. Both results of animal experiments and autopsy samples indicate that stress including abuse for relatively short periods causes adrenal hypertrophy due to the overproduction of glucocorticoids, decrease of adrenal cholesterol which is material for glucocorticoids, and increase of adrenal gene expression of SR-BI, HMGR and HSL that are related to cholesterol supply to the glands. Our results suggest that the analysis of the HPA axis may be useful for the diagnosis of child abuse and determining the duration.