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カナダ社会における「白人」支配の動態的・構造的考察 : 境界管理のポリティクス

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カナダ社会における「白人」支配の動態的・構造的考察 : 境界管理のポリティクス

資料種別
文書・図像類
著者
細川, 道久
出版者
鹿児島大学
出版年
-
資料形態
デジタル
ページ数・大きさ等
-
NDC
-
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資料に関する注記

一般注記:

2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22510269 研究代表者:細川道久(鹿児島大学・法文学部・教授)本研究は、19世紀末~20世紀前半のカナダ社会における「白人」支配の動態的・構造的解明を目的とし、「白人」と「非白人」の間のグレイゾーンに位置する「...

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書誌情報

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デジタル

資料種別
文書・図像類
著者・編者
細川, 道久
著者標目
細川, 道久 ホソカワ, ミチヒサ
出版事項
並列タイトル等
History of 'whiteness'in Canada: Regulating 'between-ness'
本文の言語コード
jpn
対象利用者
一般
一般注記
2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22510269 研究代表者:細川道久(鹿児島大学・法文学部・教授)
本研究は、19世紀末~20世紀前半のカナダ社会における「白人」支配の動態的・構造的解明を目的とし、「白人」と「非白人」の間のグレイゾーンに位置する「中間的存在」の管理のあり方を「白人」社会の「外なる脅威」と「内なる脅威」の処遇を手掛かりに考察した。「外なる脅威」として中国人移民と先住民の処遇を考察することで、「白人性」を汚すモラル無き彼らの領域横断行為を管理した点を析出し、それが健常・正気という「白人性」を否定する「内なる脅威」として生殖までも管理された精神薄弱者の処遇と通底する点を指摘した。以上から「白人性」を基盤とする「白人」支配のあり方を描くとともに、その脆弱さも明らかにした。
This research elucidates 'white' supremacy in Canada from the late nineteenth to early twentieth centuries, examining how 'white' elites tried to regulate 'inbetween-ness'. It finds that Chinese immigrants and Indians, for example, were regarded as filthy, uncivilized and 'external threat', which would contaminate 'whiteness', so their activities and spaces were strictly supervised by various enactments, such as 'White Women's Labour Laws', and 'Gradual Civilization Act'. There was also 'internal threat' among the 'whites'. 'Mental defectives' were regarded as being situated between 'normal' and 'sane' a nd their presence was thought to be dangerous to keep 'pure white' Canada. It concludes that the elites' governance was fragile, facing both 'external' and 'internal' threats that might shake 'white' supremacy.