並列タイトル等ニホン キギョウ ノ コクナイ チュウゴク ニ オケル SCM システム ノ モデルカ ニヨル カイセキ
Analysis of SCM System Models of Japanese Manufacturers in Japan and China
一般注記type:text
本研究は、平成17年度から19年度までの3年間、日本国内および中国に進出した日系企業を中心として、サプライチェーンマネジメント(SCM)および、それに関連する事項に関して幅広く調査を行い、以下の点について成果を得た。 (1)SCMのシステム構築にあたり、諸条件の違いによって、どのような要素やシステム機能を重視しているのかをモデル化して明らかにした。たとえば、"Make-to-Order"か"Make-to-Stock"かの区別、生産規模に関する項目、生産・販売の特性に関する項目として、リードタイム日数や顧客サービス、顧客歩留まり率、プッシュ・プル境界の位置づけなどの項目を検討した。 (2)SCMにおけるプルシステム-プッシュシステム、あるいは"Make-to-Order""-Make-to-Stock"の概念の違いについて、理論的な解明を行った。すなわち、Make-to-Order型とMake-to-Stock型のいずれの生産販売方式が利益を最大にするかという問題をモデル解析により解答を与えた。また、在庫性向という概念を導入することによって、製品を生産販売する際に、上記2つの方式のどちらが適しているかを判別する方法を提示した。 (3)中国に進出している日系企業、とくに民生用電子機器(部品メーカーなどの上流工程を担う企業を含む)に対する訪問インタビュー調査を繰り返す中で、SCMを中心とする諸問題および今後の動向について幅広く考察した。なお、中国での調査は、第1年目および2年目は、上海地域および広東省を中心に実施した。第3年目は、大連での本格的な調査を実施した。
平成17年度~平成19年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書, 研究課題番号:17330089,研究期間2005年度~2007年度,研究分野:経営学, 研究者番号:40316675. 研究種目:基盤研究(B),研究機関:城西大学,研究代表者:福島和伸,研究分担者:香村俊武 ,大島卓,張 紀潯,木内正光. (注)雑誌論文(7),),(11),(14)-(15),学会発表(2)-(3)は、非掲載。 321p.
identifier:JOS-kaken17330089a
identifier:40316675
一次資料へのリンクURLhttps://libir.josai.ac.jp/il/user_contents/02/G0000284repository/pdf/JOS-kaken17330089a.pdf
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)