並列タイトル等Inspection and repair techniques in the reactor vessel of the experimental fast reactor Joyo; Replacement of upper core structure
一般注記高速実験炉「常陽」では、計測線付実験装置の不具合に起因した燃料交換機能の一部阻害に係る復旧措置の一環として、炉心上部機構交換作業を平成26年3月24日に開始し、同年12月17日に完了した。炉心上部機構は、交換することを前提に設計されたものではなく、これまでに交換した実績も有していないため、旧炉心上部機構を引き抜くことができないリスクがあった。このため、旧炉心上部機構ジャッキアップ試験を実施し、旧炉心上部機構を確実に引き抜ける見通しを得た。引き続き、旧炉心上部機構引抜作業を実施し、当該作業を完遂できた。新炉心上部機構据付作業では、装荷前に仮蓋を案内スリーブに通過させることにより装荷に必要なスペースが確保されていることを確認した。また、位置調整・揺動防止のためのガイドローラー及び所定の位置に精度よく据え付けるための拘束治具を使用した。この結果、有害な干渉がなく装荷され、要求据付精度$\pm$1.02mmに対し、0.35$\pm$0.1mmの精度で据え付けることができた。
In the experimental fast reactor Joyo, as a part of the restoration work of a partial dysfunction of fuel handling, the replacement of the upper core structure (UCS) was started from March 2014, and was completed in December 2014. In the jack-up test, the UCS was jacked-up to 1000 mm without significant sodium shearing resistance and interference. In the replacement of the UCS, a procedure was prepared with the use of wire-jack equipment assuming the interference. As a result, with the procedure and wire-jack were effectively functioned, the work was successfully completed.
一次資料へのリンクURL/JAEA-Technology-2016-008.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System