並列タイトル等A Study on dose evaluation for Tokaimura criticality accident termination
一般注記Verification of dose control method for Tokaimura JCO criticality accident was performed. Personal dose estimation for Tokaimura criticality accident termination was performed based on measurements of neutron and $\gamma$ ray doses taken before the work commenced, but the personal dose for the workers as a result of the termination work was found to be approximately 50 times higher than the previous estimation. For this report, we reevaluated doses based on the results of close range measurements from 40 meters to 100 meters, and the results were found to match personal doses with an accuracy of between 60-80\%.
1999年9月、東海村のJCO臨界事故の終息作業を行うにあたり、事前に中性子線と$\gamma$線の測定を行い作業計画を立案したが、作業の結果作業員の線量は沈殿槽近傍で事前評価の約50倍程度となった。本報告書では、はじめに事前評価が約50分の1の評価となった原因を探り、その原因に対する考察を行った。さらに、同様な臨界事故が発生した場合の、放射線の事前評価方法について報告する。臨界事故時の線量測定にあたっては、レムカウンタによる測定など、手法は妥当なものであった。しかし、臨界発生地点と測定地点の間に、コンクリート等水分を含む建材を使用した建物・構造物がある場合、中性子線・$\gamma$線は、遮蔽あるいは散乱しその比率も変化する。特に、距離が100m程度以上の遠距離データの取り扱いには注意を要する。臨界事故時には、作業地点の線量予測をする際に100mより遠い地点の線量測定値を含めたことに加え、距離-線量率の関係をsemi-logプロットして外押して予測を行ったため、臨界事故地点近傍の線量予測が低い値となった。本報では、臨界発生場所から、建築物等による、遮蔽・散乱のほとんどない40m程度から100m程度までの近距離の測定結果を基礎にlog-logプロットの外押により線量を評価した。
一次資料へのリンクURL/JAEA-Technology-2010-025.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System