並列タイトル等Development of Borehole Sealing Technology
一般注記地層処分にかかる試錐孔は,調査から処分場閉鎖後のモニタリングまで,長期間に使用されるが,最終的に閉塞する必要がある。試錐孔閉塞を適切にできなければ孔跡が水みちとなり,天然バリアの性能に大きな影響を与える可能性がある。また,逸水防止対策を施した箇所での水理特性調査や地下水化学組成調査は,測定精度に影響を与える可能性がある。これらについて現状技術の調査・評価を行い,当該技術に関する課題の抽出と課題解決に向けた技術開発手順を検討した。逸泥防止材の水理試験への影響を把握するため,試錐孔を模した孔井モデルおよび模擬逸水層から構成される挙動試験装置を用いた試験を行った。逸泥防止材は,逆流で離脱することが確認され,水理試験への影響は少ないことを示した。 試錐孔閉塞技術の調査は,文献調査と海外ヒアリング調査を行い,閉塞材としてベントナイト粘土,ベントナイトペレット,エタノールベントナイトの3種類,閉塞手法として5種類を抽出した。閉塞材の透水試験では3種類とも10-11 m/secオーダーの低透水性を示し,閉塞材として使用可能と判断された。閉塞手法は,試錐孔の形態や閉塞材に合わせて選択する必要があると考えられる。なお、閉塞後の検証方法は、現状では適した手法がなく研究・開発する必要がある。
A borehole that is drilling in high-level nuclear waste site uses for long period between investigation stage and monitoring stage after closing the repository and it is necessary to carry out the sealing of it finally.
一次資料へのリンクURL/JNC-TJ7400-2004-019.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System