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規格・テクニカルリポート類

大強度陽子加速器計画3GeVシンクロトロン用入射ダンプの熱解析

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大強度陽子加速器計画3GeVシンクロトロン用入射ダンプの熱解析

資料種別
規格・テクニカルリポート類
著者
倉持 勝也ほか
出版者
-
出版年
2003-07
資料形態
デジタル
ページ数・大きさ等
-
NDC
-
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資料に関する注記

一般注記:

出版タイプ: NA大強度陽子加速器計画において、3GeVラピッドサイクリングシンクロトロン(3GeV-RCS)用の入射ビームダンプは、黒鉛薄膜でH$^{+}$に変換できなかったH$^{-}$とH$^{0}$ビームを吸収廃棄するために設置される。ビームダンプに吸収されるパワーは、現在の設計では1kWに...

資料詳細

要約等:

大強度陽子加速器計画において、3GeVラピッドサイクリングシンクロトロン(3GeV-RCS)用の入射ビームダンプは、黒鉛薄膜でH$^{+}$に変換できなかったH$^{-}$とH$^{0}$ビームを吸収廃棄するために設置される。ビームダンプに吸収されるパワーは、現在の設計では1kWに達するため、ビーム...

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書誌情報

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デジタル

資料種別
規格・テクニカルリポート類
著者・編者
倉持 勝也
山本 風海
金正 倫計
出版年月日等
2003-07
出版年(W3CDTF)
2003
並列タイトル等
Thermal analysis of the injection beam dump of 3 GeV rapid cycling synchrotron
タイトル(掲載誌)
JAERI-Tech 2003-055
対象利用者
一般
一般注記
出版タイプ: NA
大強度陽子加速器計画において、3GeVラピッドサイクリングシンクロトロン(3GeV-RCS)用の入射ビームダンプは、黒鉛薄膜でH$^{+}$に変換できなかったH$^{-}$とH$^{0}$ビームを吸収廃棄するために設置される。ビームダンプに吸収されるパワーは、現在の設計では1kWに達するため、ビームダンプの成立性を検討するうえで、ダンプにおける最高温度及び熱応力を評価する必要がある。そこで、MARSコードを用いて発熱分布を評価し、それを基にしてANSYS コードで温度と熱応力分布の解析評価を行った。その結果、1kW入射条件下で数回の運転サイクル(3週間のビーム運転と1週間のビーム停止期間を合わせて1サイクル)を繰り返した後、鉄部の中心で370Kに達するものの、ビームダンプの鉄部とトンネルのコンクリート壁との境界はコンクリートの許容耐熱温度よりも低い320K程度に抑制できることが分かった。また、最大ミーゼス応力(相当応力)は鉄部で96MPa,コンクリート壁で約0.2MPaとそれらの許容応力よりも低い値であった。
The injection beam dump of the 3 GeV rapid cycling synchrotron (3 GeV-RCS) is to be installed to absorb the H$^{-}$ and H$^{0}$ beams that can not be changed into H$^{+}$ beam with a graphite foil. We estimate the maximum temperature and thermal stress of the injection beam dump. As a result, the temperature at the center region made of iron reached up to 370 K after several operation cycles (one cycle is three-week operation including one-week interval) under the 1kW-beam injection. Then, the temperature at the boundary between the iron region of the beam dump and the concrete wall of the tunnel was rather low temperature of about 320 K. And the maximum Mises stresses of 96 MPa and about 0.2 MPa were generated in the iron region and the concrete wall respectively. These values were much lower than the allowable temperature and stresses.
一次資料へのリンクURL
/JAERI-Tech-2003-055.pdf (fulltext)