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書誌情報
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- 資料種別
- 規格・テクニカルリポート類
- 著者・編者
- 神野 健二筑紫 二郎和田 信一郎横山 拓史糸井 龍一細川 土佐男籾井 和朗
- 出版年月日等
- 2002-07
- 出版年(W3CDTF)
- 2002
- 並列タイトル等
- Research on the geochemical analysis of paleoseawater and its behavior in coastal aquifer systems
- タイトル(掲載誌)
- JNC TY8400 2002-011
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 出版タイプ: NA高レベル放射性廃棄物の地層処分の実施に向けて、その処分方法に対する検討が様々になされており、その一つに塩水環境下にある地層中への処分がある。地球上で廃棄物処分を考える際の重要な点は、廃棄物中に含まれる放射性物質が地下水とともに移動し、人間をはじめとする生物の生態圏に到達した場合、生態への影響が無視できるほど小さいことを科学的に証明しなければならない。処分場を建設する地層として塩水環境下にある地層を想定した場合、そこでの地下水流動は塩分濃度の影響を受けるであろうし、またその環境下では淡水環境下に比べて地下水の移流速度が小さく、拡散が卓越する場になることが考えられる。このような場では、淡水と塩水の境界面領域もしくは塩水のみの領域における地下水流動および地球化学的な視点からの環境評価が必要となってくる。本研究では、まず塩水化が確認されている九州大学移転予定地をフィールドとし、塩水化が生じている地下水を地球化学的に解析し、塩水と帯水層構成母材間の化学的相互作用による水質形成機構を解明した。また、酸化還元状況下における陽イオン交換特性および微生物媒介による代謝生成物の挙動を組み合わせたモデル構築、深層部における還元性地下水の形成機構に関する実験およびそのモデル化を行った。これらの検討から得られる知見は、環境評価する際の重要な環境判定要因になるであろうし、海底下での塩水、低流速の拡散場における放射性物質の遮蔽に関する効果を検討する新しい知見が得られるであろう。地下水の塩水化のメカニズムを解明するにあたっては、力学的手法と地球化学的手法とを組み合わせていくことが不可欠であるとの認識から、本申請課題では1)実際の塩水化地域の帯水層中の塩水組成はどのようになっているか、2)還元土壌の中で海水の水質はどのように変化するか、3)還元状況でのマンガンイオンや鉄イオンの溶出は、陽イオン交換にどのように寄与するか、4)陽イオン交換と微生物によるマンガン及び鉄の還元の数値計算モデルの構築は可能か、5)実際の帯水層における淡水域と塩水域とでの地球化学的特性はどう異なるか、6)各年代測定法の適用状況はどうか、7)移流分散方程式に対する数値計算モデルの適用性、8)非混合を仮定した準3次元淡塩2相流解析モデルの適用性、についての知見を得た。
- 一次資料へのリンクURL
- /JNC-TY8400-2002-011.pdf (fulltext)