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規格・テクニカルリポート類

生活環境中におけるラドン及びトロン崩壊生成核種の挙動に関する調査(II)

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生活環境中におけるラドン及びトロン崩壊生成核種の挙動に関する調査(II)

資料種別
規格・テクニカルリポート類
著者
森嶋 彌重ほか
出版者
-
出版年
2002-03
資料形態
紙・デジタル
ページ数・大きさ等
-
NDC
-
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資料に関する注記

一般注記:

出版タイプ: NA国連科学委員会(2000年)の報告によると、世界平均で自然放射線量の約1/2をラドン、トロン崩壊生成核種の吸入による被ばくが占めている。これらの自然放射性核種は生活環境中の環境$\gamma$放射線源として、そしてその崩壊生成核種であるラドンの源とした色々の形状で大きく影響している...

資料詳細

要約等:

国連科学委員会(2000年)の報告によると、世界平均で自然放射線量の約1/2をラドン、トロン崩壊生成核種の吸入による被ばくが占めている。これらの自然放射性核種は生活環境中の環境$\gamma$放射線源として、そしてその崩壊生成核種であるラドンの源とした色々の形状で大きく影響している。自然の気体状放射...

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書誌情報

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デジタル

資料種別
規格・テクニカルリポート類
著者・編者
森嶋 彌重
古賀 妙子
出版年月日等
2002-03
出版年(W3CDTF)
2002
並列タイトル等
Investigation on the movements and the distributions of radon, thoron and their decay nuclides on the life circumstances (II)
タイトル(掲載誌)
JNC TJ1420 2002-001
対象利用者
一般
一般注記
出版タイプ: NA
国連科学委員会(2000年)の報告によると、世界平均で自然放射線量の約1/2をラドン、トロン崩壊生成核種の吸入による被ばくが占めている。これらの自然放射性核種は生活環境中の環境$\gamma$放射線源として、そしてその崩壊生成核種であるラドンの源とした色々の形状で大きく影響している。自然の気体状放射性核種であるラドン」トロンは岩石や土壌等から放出されているが、化学的に不活性で、電気的には帯電せず、空気中で崩壊して他の金属に壊変していく。そしてラドン、トロンおよびそれらの崩壊生成核種は、生活環境に大きく関与し、時間的にも場所的・空間的にも大きく変動し、その分布は一様ではない。調査する地域としては、全国的に範囲を拡げ、今年度は青森県および中国地方は鳥取県三朝温泉地域および島根県池田鉱泉地域、兵庫県川西市、および対照地域としては東大阪市を含む大阪府周辺とし、ラドン及び崩壊生成核種を含む自然放射性核種の環境中における挙動と分布に関する検討を行ったので、その結果を報告する。(1)現在使用の1r115を秘跡検出器として用いた積分型ラドンモニタの検出器をcr-39(baryotrack、fukuvi社製)を用いて特性を検討した。7.5nnaoh-ch3oh(1:1)溶液、60$^{\circ}C$60分間の最適エッチング条件によりピット1個当りのラドン濃度即ち換算係数は331bq/m3/n、検出限界は、3.1bq/m3/日となった。換算係数を良く、ピット数を多くするために空気流量を増やす試みをしている。(2)三朝温泉地区及び兵庫県川西市における民家」対照地域東大阪市による空気中のラドン濃度の経時変動を継続し、7年間で、夏低く冬高い傾向を示した。(3)三朝周辺地域における屋内、屋外ラドン濃度の地質分布との関係を続け、花崗岩層との関連が強く、火山岩層の地域で低い。(4)青森県の温泉での空気中3ヶ所、水中17ヶ所におけるラドン濃度を測定したが空気中濃度では、対照・東大阪市と同レベルであった。水中は猿倉、谷地。浅虫温泉で9$\sim$29bq/1であった。(5)三朝、船畑において、h12年4月$\sim$h13年7月の期間4回経時的に空気中濃度を測定したが平均36bq/m3、8bq/m3、6bq/m3及び160bq/m3と大きく変動しラドンは常時放出しているのではなく間歇的に放出していると思われる。
一次資料へのリンクURL
/JNC-TJ1420-2002-001.pdf (fulltext)