アスファルト固化処理施設火災爆発事故の中期的課題の対応; エクストルーダ運転記録の評価

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: アスファルト固化処理施設火災爆発事故の中期的課題の対応; エクストルーダ運転記録の評価
• 著者・編者: 鈴木 弘; 三浦 昭彦; 藤田 秀人; 佐野 雄一
• 著者標目: 鈴木 弘; 三浦 昭彦; 藤田 秀人; 佐野 雄一
• 出版年月日等: 1999-10
• 出版年（W3CDTF）: 1999-10
• 並列タイトル等: Analysis of operation records; Evaluation of event sequences in extruder
• タイトル（掲載誌）: JNC TN8410 99-043
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: アスファルト固化処理施設における火災爆発事故の原因に関し、エクストルーダから排出されたアスファルト混合物が高温であったことが考えられる。小型の2軸エクストルーダを用いた試験の結果からは、エクストルーダ内においてアスファルト混合物中の塩濃度が局所的に上昇し、粘性発熱を増大させること、エクストルーダ内の塩堆積により摩擦熱が発生することなどが確認された。これらの現象は、試験の結果からエクストルーダの運転方法等との関連が深く、運転時の挙動としてトルク等に現れると考えられた。このため、これらの試験結果を基に実機4軸エクストルーダの装置構成や運転方法を整理した上で運転記録の分析・評価を行った。この結果、運転記録に塩濃縮及び塩堆積の発生を示すと考えられる挙動が多数見られ、エクストルーダへの廃液供給速度の低下によりトルク値が26Bから30Bまで順次上昇していること等が確認された。これらのことから、廃液供給速度低下によりエクストルーダ内の物理的な発熱が増大され、充てん温度が標準供給速度時に比べ高くなったものと考えられ、ドラムへの充てん時期と物理発熱進展の考察結果が一致していることを確認した。これらの評価結果から、供給速度の低下によって2軸試験で確認されたようなエクストルーダ内部での塩濃縮現象及び塩堆積現象が顕著となり、これによる物理的発熱によって充てん温度が高くなったことが火災の原因であると評価した。; All result of chemical analysis and operators observation suggest non-chemical mechanism raised the filling temperature of the bituminized product at the incident. We, Tokai reprocessing plant safety evaluation and analysis team, performed the experiment using laboratory scale extruder and viscosity measurement to explain the high temperature of mixture. The result of the experiment using laboratory scale extruder showed that the phenomena of salt enrichment and salt accumulation oceured and they raised mixture temperature at the decreased feeed rate. These phenomena depend on the feed rate and they have large contribution of heat transportation and rise of operational torque due to the friction between screw and mixture. Based on the experiment result and all information, we investigated the operation procedure, operational records and machine arrangement to try to explain the behavior of the mixture in the extruder. Judging from each torque and temperature behavior, we succeeded in explaining a sequential behavior in the incident. It is estimated that mixture temperature was raised by physical heat generation in the extruder and this report explains each operation, investigated result and estimated event sequences.
• 一次資料へのリンクURL: /JNC-TN8410-99-043.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JNC-TN8410-99-043.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• 要約等: アスファルト固化処理施設における火災爆発事故の原因に関し、エクストルーダから排出されたアスファルト混合物が高温であったことが考えられる。小型の2軸エクストルーダを用いた試験の結果からは、エクストルーダ内においてアスファルト混合物中の塩濃度が局所的に上昇し、粘性発熱を増大させること、エクストルーダ内の...