堆積軟岩の透水性および変形特性の異方性に関する研究(IV)

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 堆積軟岩の透水性および変形特性の異方性に関する研究(IV)
• 著者・編者: 土岐 祥介; 三浦 均也
• 著者標目: 土岐 祥介; 三浦 均也
• 出版年月日等: 1993-03
• 出版年（W3CDTF）: 1993-03
• 並列タイトル等: Study on the anisotropic characteristics of permeability and deformation-strength behavior of sedimentary soft rock (IV)
• タイトル（掲載誌）: PNC TJ1600 93-004
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 昨年度に続き、試験条件を種々に変えて、強度・変形特性を中心に褶曲作用の影響とそれにともなう力学特性の異方性を、三軸圧縮試験を中心とした室内試験によって実験的に研究した。試料は地層の堆積(褶曲)状況が比較的良く調査されているダム建設地点から採取した。このサイトでは、右岸の地層はほぼ水平であるのに対し、左岸では地層がほぼ垂直、また中央部では水平面に対しほぼ45$^{\circ}$に傾斜している。試験結果の考察より、以下のような知見を得た。1)堆積年代が最も古く、密度も最も高い左岸試料の、室内試験より求めたS波速度、一軸圧縮試験より求めた強度と剛性は最も低く、透水係数も大きかった。しかし三軸圧縮試験では、拘束圧によって試料採取地点の力学特性の相互関係が大きく異なり、大きな拘束圧の下では褶曲作用によって生じた供試体内部の微少な不連続面の影響は消失し、応力履歴の影響が再現されることが明らかにされた。2)三軸圧縮試験より求めた降伏拘束圧力、剛性および強度の異方性と、試料採取地点および採取方向の関係の考察より、過去の応力状態を説明する力学特性の異方性は上載圧の減少のような応力状態の変化が存在するにも関わらず、現在も残されていることが明かとなった。など、力学特性に及ぼす褶曲作用の影響についての知見を得た。; None
• 一次資料へのリンクURL: /PNC-TJ1600-93-004.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TJ1600-93-004.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• 要約等: 昨年度に続き、試験条件を種々に変えて、強度・変形特性を中心に褶曲作用の影響とそれにともなう力学特性の異方性を、三軸圧縮試験を中心とした室内試験によって実験的に研究した。試料は地層の堆積(褶曲)状況が比較的良く調査されているダム建設地点から採取した。このサイトでは、右岸の地層はほぼ水平であるのに対し、...