HAW酸分解濃縮試験報告書

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: HAW酸分解濃縮試験報告書
• 著者・編者: 後藤 稔
• 著者標目: 後藤 稔
• 出版年月日等: 1990-03
• 出版年（W3CDTF）: 1990-03
• 並列タイトル等: None
• タイトル（掲載誌）: PNC TN8410 90-021
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: この試験は、HAW廃液を濃縮する際、硝酸分解反応の反応開始剤としてNO2ガスを用いる(さらには何も用いないで反応を開始させる)方法の可能性と、濃縮操作中のシュウ酸濃度変化を測定することを目的として実施したものである。試験は、500mlのガラス製容器を用い、3N硝酸、模擬濃縮HAW液、模擬希釈HAW液の3種類の溶液で、反応開始剤を用いた場合および用いない場合の反応誘導時間を測定した。その結果、反応開始剤としては亜硝酸ナトリウム液、NO2ガス、何も用いない場合の順で誘導時間が短く、また、温度が高いほど良く、さらに液の組成の効果は模擬濃縮HAW液、模擬希釈HAW液、3N硝酸の順であった。しかし、温度が高くなると液組成、反応開始剤の影響は次第に少なくなり、100$^{\circ}C$ではいずれの条件でも誘導時間はほとんど同じとなった。また、3N硝酸中のシュウ酸濃度は、供給量が多かったためか、濃縮操作につれて次第に増加していった。結論として、ビーカースケールでかつ撹拌を十分行い、温度を高くすれば反応開始剤は不要であることがわかった。ただしシュウ酸の挙動についてはさらに試験を行う必要がある。; None
• 一次資料へのリンクURL: /PNC-TN8410-90-021.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN8410-90-021.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• 要約等: この試験は、HAW廃液を濃縮する際、硝酸分解反応の反応開始剤としてNO2ガスを用いる(さらには何も用いないで反応を開始させる)方法の可能性と、濃縮操作中のシュウ酸濃度変化を測定することを目的として実施したものである。試験は、500mlのガラス製容器を用い、3N硝酸、模擬濃縮HAW液、模擬希釈HAW液...