一般注記「常陽」ではMK-III計画の一環として,二重管SGを用いた中間系合理化システムの許認可性に対する検討を進めており,具体的には,50MWSG1基を1次系Bループ側に,「IHXを有する方式」と「IHXを有しない方式」との2通りの設置案について検討を行ってきた。本検討より,Na-水反応生成物収納設備を付帯すれば,伝熱管1本破断によるNa-水反応事故を想定しても,両方式とも十分安全性を有したプラントシステムを達成できるとの見通しを得た。また,上記1次系設置方式の他,2次系設置方式についても併せて検討を行い,概念的なプラントシステム構成を得た。今後は,1次系設置方式案に対する検討を,以下の点について進める予定である。1)Na-水反応事故をBDBEとするためのリーク検出条件等の整備,及びBDBEとした場合のシステムの見直し 2)最適設置方式の選択 3)MK-III出力に対応したシステムの見直し(70MWSG設置)4)「常陽」設置に係る必要R\&D計画の策定(MK-IIIサブW/G「中間系合理化検討チーム」にて検討)
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一次資料へのリンクURL/PNC-TN9440-89-007.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System