一般注記大洗工学センター流動伝熱試験室(HTL)における実験結果及び解析結果を作図できるよう以下に示す汎用グラフ作成プログラムを開発した。 1)XYPLOT――任意の2次元グラフを作成する。 軸方向は,直線及び対数の組合せとサイズが自由に設定でき,最大6組,2,000個までのデータのプロットができる。 2)SCAT――スキャッタグラムを作成する。 軸目盛とサイズはXYPLOTと同様に自由に設定でき,最大10,000点のデータのプロットができる。 3)HIST1\&2――ヒストグラムを作成する。 HIST1;生データから直接ヒストグラムを作成し,平均値,母集団標準偏差及びデータ数と最大10,000点のデータプロットができる。 HIST2;分類されたヒストグラムデータによって,ヒストグラムを作成する。 4)DATAPLOT――データベースから任意のデータを抽出して,XYPLOTの入力データを作成する。 データの選択するパラメータは,最大2,000個で選択するパラメータ及び選択する範囲(許容幅)を指定できる。 これらのプログラムは,全てFORTRAN言語で記述されており,TSSにより日本語ラインプリンタ(NLP),XYプロッタ,CRTのいずれにもグラフ出力が可能である。 作図時間は,例えばXYPLOTプログラムをFACOM―M200計算機を使用してNLPに出力する場合は,データの抽出からグラフを手にするまで,データ点数にほぼ無関係に2$\sim$3分であり,従来の手入力による電算機処理や手作業に比較して大幅に短縮できた。更に,取扱うデータ量が多くなればなる程相対的な作業効率を向上することができる。
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一次資料へのリンクURL/PNC-TN952-85-01.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System