「常陽」MK-I炉心燃料(PPJX12)の照射後試験(1); 集合体および燃料要素の非破壊試験

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 「常陽」MK-I炉心燃料(PPJX12)の照射後試験(1); 集合体および燃料要素の非破壊試験
• 著者・編者: 小高 英男; 浅賀 健男; 小形 佳昭
• 著者標目: 小高 英男; 浅賀 健男; 小形 佳昭
• 出版年月日等: 1984-10
• 出版年（W3CDTF）: 1984-10
• 並列タイトル等: Post irradiation examination of "JOYO" MK-I core fuel subassembly (Fab. No. PPJX12) (1); Nondestructive examination on subassembly and its fuel elements
• タイトル（掲載誌）: PNC TN9410 84-126
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 「常陽」MK-I炉心燃料集合体(PPJX12、平均燃焼度38、9OOMWD/MTM)の集合体及び燃料要素の非破壊試験を実施した。本集合体は、「常陽」で照射された炉心燃料集合体の中では、炉心位置OOOに装荷された集合体(PPJX13、平均燃焼度40、100MWD/MTM)に次ぐ高燃焼度を有するものである。又、本集合は、水中保管における集合体部材のアルカリ腐食を主とする燃料の挙動を調べるため、意図的にナトリウム洗浄不足状態で水封管中に長期保管させておいたものである。照射燃料集合体試験室における試験の自的は高燃焼度での照射挙動に関する基礎データを取得し、高燃焼度集合体の同種データを補充するとともに、集合体部材のアルカリ水中保管による影響を調べることである。本試験から得られた主な結果を下記に示す。I集合体の健全性本集合体は、最高燃焼度集合体(PPJX13)に次ぐ高燃焼度集合体であるが、集合体部材の損傷、有害な変形、変色等もない。又、ピンの破損、集合体内の異物の混入等もなく、集合体及びピンは健全であった。II照射挙動(PPJX13との比較において)1)集合体対面間距離で有意差を超える0.19mmの増加が炉心部付近で認められた。この値は、PPJX13の0.03mmより若干低めであった。2)ピンの寸法則定では、全最、外径でR材の増加量がK材、S材に比べて大きい。この傾向は、は、PPUX13の場合と同じであった。3)ピン重量について、PPJX12は有意差を超えるピンは測定されていない。4)ピンパンクチャー試験でのガス圧は、PPJX12はPPJX13よりガス圧が低い。これは、燃焼度の差によるものと思われる。ガス分析、ガス放出率についても、MK-I炉心燃料集合体のこれまでの傾向と合致している。III部材の水中保管による影響通常の集合体より、若干、付着ナトリウム量が多いものの、集合体外観、ピン詳細外観及びパンクチャー試験が主な観察手法であるが部材の表面腐食、有害な変色、ガス圧の異常な変化等はなく、非破壊検査で見る限りその影響はないものと判断される。; Nondestructive Examination of Subassembly and its fuel elements of the "JOYO" MK-I Core Fuel Subassembly (Fab. No. PPJX12, average burnup 38,900 MWD/KTM) has been performed. The purposes of the Examination were for the first time to obtain the detailed irradiation data on this Subassembly which had reached to the next highest burnup throughout the "JOYO" MI-I project, and to investigate the influence of sodium corrosion on the subassembly for which the sodium removal washing had been intentionally net enough performed. The results of the examination are summarized below. (1)The subassembly and its fuel elements showed no failure. (2)In general the irradiation characteristics of the subassembly in each item of PIE were nearly the same as those of the subassembly (Fab. No. PPJX13). (3)No extrarrdinal behaviors have not been found. (4)Sodium corrosion on material surface has not been observed in the present nondestructive examination.
• 一次資料へのリンクURL: /PNC-TN9410-84-126.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN9410-84-126.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• 要約等: 「常陽」MK-I炉心燃料集合体(PPJX12、平均燃焼度38、9OOMWD/MTM)の集合体及び燃料要素の非破壊試験を実施した。本集合体は、「常陽」で照射された炉心燃料集合体の中では、炉心位置OOOに装荷された集合体(PPJX13、平均燃焼度40、100MWD/MTM)に次ぐ高燃焼度を有するものであ...