並列タイトル等Japan experimental fast reactor "JOYO" operation report; Incidents recorded during operation (April 1982 March 1983)
一般注記高速実険炉「常陽」における昭和57年度(57年4月1日$\sim$58年3月31日)に発生した補修依頼についてまとめたので報告する。▲57年度は,56年度に引き続き第3回定期検査を58年3月まで行い,官庁検査に合格した。又MK―II炉心移行作業も12月まで行い,11月からMK―II性能試験が開始された。この間,臨界試験,低出力試験に続し,て,2月から出力上昇試験を実施し,3月12日に100MWに達した後,100MWで100時間運転して3月31日にMK―II100MWの使用前検査に合格した。▲57年度の修理依頼票発行件数は290件で前年度より若干増加してしいるが,これはMK―II炉心移行作業及び定期検査によるものと思われる。▲年1回の定期検査,月例点検,週間点検などが定着化しつつあるので,年度間における件数の増減はあまりないと考えられるが,施設,機器等の老朽化により今後は増加傾向になると予想される。▲依頼件数の290件のうち糸統別にみると,二次冷却糸,一次冷却系,補機冷却系,燃料取扱設備が上位を占めており全体に占める割合は増加し先鋭化している。▲依頼件数の多い系統は,56年度とほぼ等しいが,付属空調設備と補機冷却糸が入れ替っているのが特徴的である。▲補修に至った原因を分析してみると,計器,弁,制御盤の全体に対する比率が増大し,56年度までにみられた平担化現象から一転して先鋭化した結果が注目された。▲
This report describes incidents occuring during the Period from April 1982 to March 1983. During this period Mark-II core installation was carried out and Mark-II initial criticality was attained on 22nd of November successfully. 290 incidents required repair. Of these 13.4\% were associated with the secondary sodium cooling system and 11.7\% with the primary sodium cooling system. From the analysis of these incidents, the frequency of incidents involving instrumentation is highest, with that involving valves and control panels also high. These highest three systems occupy larger portion than previous year.
一次資料へのリンクURL/PNC-TN942-84-01.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System