一般注記照射材料試験室の単軸クリープ試験セルの除染及びセル内試験機の整備作業(54年11月26日$\sim$55年7月31日)を実施した。▲本報は今後の除染,整備作業に対する参考に資するため,これらの除染作業及びセル内試験機の整備改修作業の記録をまとめたものである。その概要は次のとおりである。▲単軸クリープセル内の10台のクリープ試験機中5台に故障が頻発し,機能を十分に発揮することが出来なくなったのでセル内及び試験機を除染し,試験機の修理を行った。▲除染作業により,単軸クリープセル及び試験機の汚染度はチャック及び試験片移送用台車を除いて目標値の500dpm/100cm$\times$2以下となった。▲作業者の被ばく線量は局部,全身ともに2mrem以下であった。また空間線量率はチャックがある場合最大9mR/hであったが,試験機分解搬出後は検出限界以下であった。▲セル内を除染後全ての試験機を解体し,各部品の除染及び補修整備を行った。主な補修整備点は以下のとおりである。▲1チャックの改造▲2測温用熱電対の交換及び白金測温体の取換え。▲3ロードセルを設置し遠隔にて荷重検定が出来るよう改造した。▲4伸び測定用マグネスケールの交換▲5荷重検定▲6温度検定▲74号機昇降装置交換▲以上の結果10台の試験機がフル稼動出来る状態になった。▲
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