一般注記照射材料試験室の顕微鏡セルに対する第5次除染,整備作業(53年2月3日$\sim$4月17日)及び試験セルに対する第2次除染,整備作業(52年9月5日$\sim$10月5日)を実施した。▲本報は今後の除染,整備作柴に対する参考に資するため,これらの除染整備作業の記録を取まとめたものである。その概要は次のとおりである。▲顕微鏡セルの金属顕微鏡が故障したので,顕微鏡セルを除染し顕微鏡の修理を行った。▲除染作柴により顕微鏡セル及び機器の汚染度はトングマニプレータ及び標準試料を除いて目標値の200dpm/100cm$\times$2以下となった。作業者の被曝線量は全身,局部とも検出限界の10mrem以下であった。また,作業場の空気汚染を測定したが,検出限界値以下であった。▲試験セルを除染し疲れ試験機の修理,室温引張試験機への電気炉の取付等を行った。▲除染作業により両試験機の大部分が200dpm/100cm$\times$2以下(目標値)に下ったが,コンベア逆路,室温引張試験機前作業台床面は目標値を下らなかったので,ビニールをはり200dpm/100cm$\times$2以下にした。また,搬出物品は表面線量率が0.04$\sim$0.35mR/hであったが,念のためビニールで包んで一時保管した。作業者の全身被曝線量は最高2mR,局部被曝線量は最高41nRであったし,セル内の空気汚染は検出されなかった。▲
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一次資料へのリンクURL/PNC-TN944-79-02.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System