並列タイトル等Creep-Rupture Test of Hastelloy-X as Structural heat,Resisting Material of OGL-1
一般注記OGL-1内壁管用ハステロイ-Xのクリープ破断試験を金材技研との共同研究で実施した。鍛造母材について800$^{\circ}$C,900$^{\circ}$C,1000$^{\circ}$Cでまた電子ビーム溶接材およびTIG溶接材について900$^{\circ}$C,1000$^{\circ}$Cで破断時間最高10$^{4}$時間までの試験を実施した。その結果得られたLarson-Millerパラメーターを用いたクリープマスターカーブは母材については6.2kg/mm$^{2}$から1.0kg/mm$^{2}$の範囲で直線関係が得られ、また電子ビーム溶接材も母材と同等の破断寿命をもつことが認められたがTIG溶接材は1000$^{\circ}$Cで母材より短時間で破断した。破断後試験片の金相観察およびXMAを用いた析出物の元素分析を行った結果母材に発生するマイクロクラックは破断寿命に近ずいてから現れるのに対しTIG溶接材では比較的初期に溶着金属の中の析出物に沿ってマイクロクラックが発生伝播することがわかった。また母材に現れる析出物は短時間側ではMo化合物で、長時間側になるにつれCr-Moの複合化合物となって結晶粒界に粗大化する傾向が確認された。
一次資料へのリンクURL/JAERI-M-5651.pdf (fulltext)
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System