東海再処理施設小型試験設備の試験セル内廃棄物の搬出作業の完遂

• 資料種別: 文書・図像類
• タイトル: 東海再処理施設小型試験設備の試験セル内廃棄物の搬出作業の完遂
• 著者・編者: 後藤 雄一; 鈴木 快昌; 堀籠 和志; 宮本 敏彦; 薄井 真人; 森 英人; 久野 剛彦
• 著者標目: 後藤 雄一; 鈴木 快昌; 堀籠 和志; 宮本 敏彦; 薄井 真人; 森 英人; 久野 剛彦
• 出版年月日等: 2022-07
• 出版年（W3CDTF）: 2022-07
• 並列タイトル等: Completion of waste removal work from the hot cell of Operation Testing Laboratory in Tokai Reprocessing Plant
• タイトル（掲載誌）: JAEA-Technology 2022-005
• 本文の言語コード: jpn
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: 東海再処理施設の分析所小型試験設備の試験セルでは、昭和49年から平成26年にかけて、再処理技術の高度化等に係る試験を実施したことにより、試験セル内に放射性廃棄物が発生し堆積されていた。このため、交替勤務体制により廃棄物の搬出作業を強化し、試験セル内の廃棄物減少に努めたものの、その後に実施した試験セル内機器の解体工事により再び廃棄物が発生した。平成18年からは、試験セル内の廃棄物搬出方法の改善として、廃棄物缶に未収納の廃棄物を低放射性固体廃棄物として、試験セル側面のグローブボックスからバッグアウトする方法を確立した。これにより、従来のカスクNo.10による年間の廃棄物搬出実績から試算される約14年の搬出期間を約5年に短縮することができた。さらに、平成28年からは、カスクNo.10による試験セル内の廃棄物搬出作業を促進させるため、作業員の意識向上に向けた取り組みとして、関連部署(放射線管理部門、運搬部門、廃棄物取出し部門)を巻き込んだソフト、ハードの様々な改善、改良を実施した。廃棄物搬出作業の促進にあたっては、作業員のスキル向上、増強及びカスクNo.10における設備、機器の点検整備等(予防保全)を実施した。その他、放射線管理部門とは、過去に発生したトラブルの再発防止策等について、検討を積み重ね手順化した。また、運搬部門とは、搬出サイクルを堅持するため、他課の運搬スケジュールを考慮した調整及び運搬に係る安全操作指導を受けた。さらに、主工場における廃棄物取出し部門とは、廃棄物取出し作業が滞らないための日程及び作業場所の確保に係る調整を実施した。これらの様々な改善の取り組み、改良を実施したことで、当初計画した廃棄物搬出期間約5年を約3年に短縮することができ、試験セル内廃棄物の搬出作業を令和2年3月に完遂した。; Radioactive wastes were generated and stored in the hot cell of Operation Testing Laboratory of Tokai Reprocessing Plant due to the experiments related to the reprocessing technology development from 1974 to 2014. Waste removal work was strengthened by the shift work in the past, however another wastes were generated by the equipment dismantling. From 2006, an improved waste removal method was established by using bag-out technique and wastes were taken from the glove-box connected to the hot cell. The removal period, estimated from the conventional method using Cask No. 10, was reduced from 14 to 5 years. From 2016, upgrade of worker's awareness including related departments was performed by various software and hardware improvements. Also, the worker's skills were improved and equipment in Cask No.10 was checked for preventive maintenance. The prevention measures for past troubles were discussed with Radiation Control Department. In addition, transportation schedule including safety operation with Transportation Department and Waste Receiving Department was optimized to maintain the waste removal cycle. The removal period was reduced from 5 to 3 years by the above efforts. Finally, the work was completed in March 2020.
• 一次資料へのリンクURL: /JAEA-Technology-2022-005.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAEA-Technology-2022-005.pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 限定公開
• 連携機関・データベース: 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• 提供元機関・データベース: 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• 要約等: 東海再処理施設の分析所小型試験設備の試験セルでは、昭和49年から平成26年にかけて、再処理技術の高度化等に係る試験を実施したことにより、試験セル内に放射性廃棄物が発生し堆積されていた。このため、交替勤務体制により廃棄物の搬出作業を強化し、試験セル内の廃棄物減少に努めたものの、その後に実施した試験セル...