並列タイトル等Wide-band X-ray observation of narrow-line Seyfert 1 Galaxy with Suzaku satellite
タイトル(掲載誌)第11回宇宙科学シンポジウム: 講演集録 = Proceedings of the 11th Space Science Symposium
一般注記第11回宇宙科学シンポジウム (2011年1月5日-7日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所相模原キャンパス), 相模原市, 神奈川県
11th Space Science Symposium (January 5-7, 2011. Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency), Sagamihara, Kanagawa Japan
活動銀河核(AGN)の軟X線超過成分は温度がkT=100-200eVの黒体放射モデルで近似出来るが、中心ブラックホール(BH)質量から期待される温度と比べると、観測で得られた値は温度が高過ぎる、という問題がある。我々はこの軟X線超過成分の性質を理解するために、代表的な狭輝線1型セイファート(NLS1)であるTonS180(z=0.062)をすざくで観測し、この天体の0.25-55keVのワイドバンドX線スペクトルについて調べた。我々はこの天体のX線スペクトルがべき関数成分+反射成分+多温度黒体放射成分で説明できることを示し、円盤をほぼ真横から見ていると考えた。また、AGNでは普遍的に見られる中性鉄からの蛍光X線が見られないことも明らかにした。
TonS180で使用したモデルが他のAGNでも適用できるか、すざくのアーカイブデータを使い、系統的解析を行った。すざくが観測した13個のNLS1の中から、HXD-PINで有意に受かり、且つ、TonS180以外に低エネルギー側と高エネルギー側でべき関数成分からの超過が見られる4天体(PKS0558-504, Mrk335, Ark564, IGRJ16185-5928)を選んだ。4つの天体の内、Mrk335とArk564はTonS180と同様に黒体放射温度を100eV以下に制限することが出来た。中性鉄輝線に関しては、どの天体も強度が典型的なセイファート1型(BLS1)の平均値に比べて弱い。
形態: カラー図版あり
形態: CD-ROM1枚
Physical characteristics: Original contains color illustrations
Note: One CD-ROM
資料番号: AA0065426057
関連情報http://www.isas.jaxa.jp/j/researchers/symp/sss11/sss11_proc.shtml
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース宇宙航空研究開発機構 : 宇宙航空研究開発機構リポジトリ