タイトル(掲載誌)航空宇宙技術研究所資料 = Technical Memorandum of National Aerospace Laboratory TM-150
一般注記高速飛行と垂直離着陸の能力を併せ持つVTOL機は普通の航空機と比べて多くの優れた特徴を備えているが,このようなVTOL機を実用化するためには技術および運用の面で幾多の解決すべき問題が残されている。とくに実用面で通常機と競争するためには通常機におとらない有償搭載量を持つということが重要である。この点に関しては高速飛行状態(揚力面に働く空気力によって浮揚している状態)からホバリング飛行状態(例えばリフトエンジン,ローター,フアン等のVTOL機特有の揚力発生機構によって前進速度0で浮揚している状態)に移行する間の遷移飛行に要する燃料消費量,および遷移飛行,ホバリング飛行を実現するために必要な各種装置(揚力発生機構,減速機構その他)の重量が問題となる。本報告は,上記の問題についてリフトジェット型VTOL機を例にとり,その着陸遷移飛行における水平方向の減速性能と燃料消費量の検討を行なったものである。すなわち,機体の水平速度の減速方法を異にするいくつかの方式について,機体の水平方向の運動のみに着目した近似解法により遷移特性を求め,定量的な比較を行なった。
資料番号: NALTM0150000
レポート番号: NAL TM-150
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
提供元機関・データベース宇宙航空研究開発機構 : 宇宙航空研究開発機構リポジトリ