接続詞「しからば」と「さらば」について : 文体による用法差を中心に
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書誌情報
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- 資料種別
- 記事
- 著者・編者
- 楊 瓊
- 著者標目
- 並列タイトル等
- Conjunctions "shikaraba" and "saraba" : Differences in usage by stylistic issues
- タイトル(掲載誌)
- 同志社日本語研究 = Doshisha studies in Japanese linguistics
- 巻号年月日等(掲載誌)
- (20):2016.3
- 掲載号
- 20
- 掲載ページ
- 67-79
- 掲載年月日(W3CDTF)
- 2016-03
- ISSN(掲載誌)
- 2188-5656
- ISSN-L(掲載誌)
- 2188-5656
- 出版事項(掲載誌)
- 京都 : 同志社大学大学院日本語学研究会
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- Z71-L937
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館雑誌記事索引
- 書誌ID(NDLBibID)
- 027534232
- 整理区分コード
- 632
- 要約等
- 本発表は、古代日本語における「さらば」と「しからば」を調査し、それらの文体による用法差を検討するものである。中古和文では、「しからば」は用いられないが、「さらば」は日常会話語として用いられ、その後続表現には疑問表現が続く例がやや少なく、意志表現、命令表現、推定表現が続く例が幅広く見られる。いっぽう、漢文訓読文では、「シカラバ」の用例は少ないが、用法は極端に疑問表現と推定表現の条件を表す用法に固定化している。院政鎌倉期になると、「さらば」の用法が大きく偏るようになり、意志表現と命令表現が続く例が中心となるが、「しからば」の用例も現れてくる。この時期の「しからば」は、漢文訓読文における「シカラバ」と同じく、後続する疑問表現と推定表現の条件を表す用法に偏っている。このように、「さらば」が後続する意志表現と命令表現の条件を表す用法に偏っていることは、同時に訓読系統の「しからば」が後続する疑問表現と推定表現の条件を表す用法によって、訓読の影響を受けた作品に進出する背景ともなっていると考えられる。すなわち、「さらば」と「しからば」は、それぞれの中心となる用法を異にするために和漢混淆文において併存し得たのである。
- DOI
- 10.14988/pa.2017.0000014532
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 著作者情報
- 同志社大学大学院日本語学研究会The Circle of Japanese Linguistics, The Graduate School of Doshisha University
- 掲載誌(NCID)
- AA12567029
- 別の記録形式
- URI : 掲載刊行物所蔵情報へのリンク / Link to Contents
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
- 提供元機関・データベース
- 同志社大学 : 同志社大学学術リポジトリ
- 要約等
- 本発表は、古代日本語における「さらば」と「しからば」を調査し、それらの文体による用法差を検討するものである。中古和文では、「しからば」は用いられないが、「さらば」は日常会話語として用いられ、その後続表現には疑問表現が続く例がやや少なく、意志表現、命令表現、推定表現が続く例が幅広く見られる。いっぽう、漢文訓読文では、「シカラバ」の用例は少ないが、用法は極端に疑問表現と推定表現の条件を表す用法に固定化している。院政鎌倉期になると、「さらば」の用法が大きく偏るようになり、意志表現と命令表現が続く例が中心となるが、「しからば」の用例も現れてくる。この時期の「しからば」は、漢文訓読文における「シカラバ」と同じく、後続する疑問表現と推定表現の条件を表す用法に偏っている。このように、「さらば」が後続する意志表現と命令表現の条件を表す用法に偏っていることは、同時に訓読系統の「しからば」が後続する疑問表現と推定表現の条件を表す用法によって、訓読の影響を受けた作品に進出する背景ともなっていると考えられる。すなわち、「さらば」と「しからば」は、それぞれの中心となる用法を異にするために和漢混淆文において併存し得たのである。
- DOI
- 10.14988/pa.2017.0000014532
- オンライン閲覧公開範囲
- インターネット公開
- 関連情報(URI)
- 連携機関・データベース
- 国立情報学研究所 : CiNii Research
- 提供元機関・データベース
- Japan Link Center学術機関リポジトリデータベース雑誌記事索引データベースCiNii Articles
- 書誌ID(NDLBibID)
- 027534232
- NII論文ID
- 120005819558