一般注記type:text
[はじめに]光独立栄養培養では、緑色外植体を用いて、培地中に糖を添加せず、培養器外CO2濃度、光合成有効光量子束密度(以下、PPFD) を高めることにより、小植物体の光合成および生長を促進させる(Kozai and lwanami, 1988)。植物組織培養における1日当たりの照明時間(以下、明期時間)は一般に12時間から16時間が多い。しかし、光独立栄養培養においてPPFDが等しい条件下での明期時間の延長は小植物体の生長を促進させるとも考えられる。また、明期時間とPPFDとの積である日積算PPFDが等しい条件下では、明期時問およびPPFDの組み合わせを変えることにより小植物体の生長は異なると考えられるが、そのような報告は見あたらない。本研究では、光独立栄養培養における明期時間およびPPFDがバレイショ小植物体の生長に及ぼす影響について検討した。また、これら光独立栄養培養法における生長と従来法(光混合栄養培養法)における生長とを比較した。
初出 : 日本植物工場学会平成8年度大会要旨 p.25-26
source:植物苗生産における環境調節とその効果に関する研究論文集 : [1]1995-1998
一次資料へのリンクURLhttps://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/108104/kozai-1996-5.pdf
連携機関・データベース国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)