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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 徳久, 剛史
- 著者標目
- 本文の言語コード
- jpn
- NDC
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- type:text研究種目:科学研究費補助金基盤研究(B)報告年度:2001年度研究課題番号:12557046研究概要:私達は、胚中心におけるメモリーB細胞分化に必須な転写抑制因子であるBCL6の機能解析から、BCL6欠損(KO)マウスが著しい好酸球性アレルギー炎症を起こすことや、その標的遺伝子の一つがIL-5遺伝子であることを見いだしている。そこで本研究では、BCL6の発現を制御したモデルマウスを作製することにより、アレルギー疾患の遺伝子治療法の開発を目指した。その結果、胚中心ができなくてもIgEやIgMのメモリーB細胞が正常B細胞と同程度に分化してくることや、そのメモリーB細胞のV領域遺伝子には、点突然変異が全く見られないことを明らかにした。また、胚中心でBCL6を強発現するトランスジェニック(Ig-BCL6)マウスを作製したところ、胚中心の形成が増加した。これらの結果から、メモリー形成におけるBcl6の機能や胚中心の役割がより明確になるとともに、アレルギー疾患の治療には、B細胞におけるBCL6の発現抑制が必要であることが明かとなった。さらに、T細胞でのみBCL6を強発現するトランスジェニック(lck-BCL6)マウスを作製し、そのマウス由来の脾臓T細胞を抗CD3抗体で刺激すると、IL-5の産生が著しく抑制されることを明らかにした。そこで、このlck-BCL6マウスとBCL6-KOマウスを交配して、T細胞でのみBCL6の発現が見られるBCL6-KOマウス(レスキューマウス)を作製したところ、BCL6-KOマウスに見られた好酸球性アレルギー炎症が全く見られなくなった。そこでつぎに、T細胞レベルでのアレルギー疾患の遺伝子治療モデルを作製するために、ウイルスベクターにBCL6を組み込んだ発現ベクターを作製した。…
- 記録形式(IMT)
- application/pdf