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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- 著者・編者
- 高橋, 恵子菱沼, 典子山岡, 栄里石川, 道子佐藤, 晋巨鈴木, たか子印東, 桂子山田, 雅子小口, 江美子内田, 千佳子
- 出版年月日等
- 2009-10
- 出版年(W3CDTF)
- 2009-10
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- 【目的】骨粗鬆症に関する問題や対処は、性別や年代により異なるが、個々に適した。教材が不足しているのが現状である。本研究では、一般女性の骨密度の現況、骨粗鬆症への関心の現状を明らかにし、この結果を基に、個々人の生活にあった骨粗鬆症の予防のための教材(パンフレット)を作成する。【方法】対象は、看護大学で提供する市民向けの骨密度測定に訪れた者とした。データは、1)超音波骨密度測定装置で測定した「骨密度(スティフネス)」と、2)質問紙での聞き取り調査で収集した「対象の属性」「骨密度の測定経験や関心」「骨に重要とされる日常生活の知識」「骨粗鬆症予防への取り組み」に関する内容とした。調査期間は、2008年6~11月。分析方法は、骨重を蓄える時期から「20歳以下」「20-40歳以下」「41歳以上」の3群に分類し、統計ソフトSPSSを用い集計した。その結果を基に、各群の特徴を明らかにし、個々人の生活にあった骨粗鬆症予防の教材を作成した。本研究は聖路加看護大学研究倫理審査委員会の承認を得て行った。【結果】調査対象は387名で、回収件数355件(93.1%)だった。今回の対象は、女性271名(76.3%)に限定した。『20歳以下』は64名で、平均年齢は18.4歳(15~20歳)、スティフネスは98.3%と高かった。この年代は、今が骨量を蓄えておく時期であるが、本調査で初めて骨密度を測定したのが82. 8%であり、骨に対して73.4%は興味を持っていなかったことから、まず関心を持たせることを目標とした教材を作成した。『21~40歳以下』は52名で、平均年齢は、30.5歳(21~40歳)、スティフネスは91.3%と高かった。しかし、日常生活を工夫していたのは28.8%であった。この年代は家族の健康を担っており、自分を含めた家族の骨密度を保持・増進していくための日常生活の工夫を示すことを目標とした教材を作成した。『41歳以上』は155名で、平均年齢は61.5歳(41~86歳)、スティフネスは75.4%と低かった。この年代は、閉経後は骨量を増加させると言うよりは、現状を維持し、骨折につながる転倒を予防して安全に暮らすことを目標とした教材を作成した。各群の特徴から「貯骨(若者)編」「家族編」「向老期編」と称した。【考察】今後、実際に教材を活用し、その意義や効果を検討していく必要がある。第68回日本公衆衛生学会総会 (2009年10月21日~23日)