タイトルよみトッキョ ノ シツ ト リョウ カラ ミル キョウゴウ キギョウ ブンセキ タイヨウ デンチ
紹介文(参考図書紹介)本書は、特定分野の特許の出願動向を量的質的に分析した調査レポートのシリーズ『iPB特許・技術調査レポート』の第4巻である。 ; 本書の特徴は、特許を質的に評価するためにパテントスコアという指数を算出している点である。パテントスコアとは、特許が出願されてから登録・放棄・失効に至るまでの経過記録を指標とし、その特許の注目度を得点化したものである。このパテントスコアを個々の特許について算出し、さらに、各出願人(企業)ごとに、一定以上のスコアが付与された特許を合算した「出願人スコア」と、最も得点が高かった特許のスコア「出願人最高スコア」を出している。この両者により、出願数の多い出願人と同時に、出願が少なくても注目度の高い出願人についても評価することができる。 ; 各分野の分析では、前者を縦軸、後者を横軸にしたスコアマップを作成し特許状況を可視化、「どの出願人が量的にも多く質的にも高い評価を得ているか」、また「どの出願人が量的には少なくても質的には高い評価を得ているか」などを分析している。 ; 本書で取り上げられている太陽電池は、結晶シリコン型、アモルファスシリコン型、化合物半導体型、有機型の4つで、さらにそのなかを関連性の高い3~5グループに細分化し、上記のパテントスコアを用いて当該分野の特許出願動向を分析している。 ; また、各グループの出願件数、出願人スコア、出願人最高スコアの上位30位のランキングやレポートで使用した分析手法の解説を付す。