タイトルよみワクチン ノ キソ : ワクチンルイ ノ セイゾウ カラ リュウツウ マデ
紹介文(参考図書紹介)広がり続ける新型インフルエンザのワクチンの大量生産が望まれ、その新しいワクチンをめぐって接種回数や副作用などの議論が活発になり、一般の人々の間でもワクチンについての関心が高まっている。本書の前半では「ワクチン類の製造から流通まで」という副題のとおり、ワクチンの製造と管理、流通、取り扱いなどの概要が著されており、後半はマーケティングに有用な参考資料が掲載されている。 ; 「1 ワクチンの製造」では、ワクチンの種類と製造用株、製造に使用される培地、細胞、動物等、ワクチンの培養と精製、無毒化または不活性化、最終バルク、凍結乾燥、小分けと包装、有効性と安全性の管理、ワクチンに含まれる添加物といった一連の流れが紹介されている。「2 ワクチンを取りまく法規制」では、ワクチンの開発、製造販売とGVP・GQP、生物学的製剤基準、国家検定、ワクチンの流通と市販後の管理、ワクチン類の規制、国有ワクチン類の備蓄及び供給について、「3 ワクチン類の取り扱い」は、予防接種ワクチンの取り扱い、保存条件と有効期間の公的な解説である。 ; 用語解説と主要参考文献に続いて、参考資料として、ワクチン類製造販売業者別製造品目一覧表、ワクチン類の生産と輸出の実績、インフルエンザワクチンの変遷、予防接種実施率の推移、伝染病患者数・死者数の推移、ワクチン製造販売業者の問い合わせ先一覧などの表を収載。