中世社会の刑罰と法観念

• 資料種別: 図書
• ISBN: 978-4-642-02899-8
• タイトル: 中世社会の刑罰と法観念
• タイトルよみ: チュウセイ シャカイ ノ ケイバツ ト ホウ カンネン
• 著者・編者: 渡邉俊 著
• 著者標目: 渡邉, 俊 ワタナベ, スグル ( 01116634 )典拠
• 出版事項: 東京 : 吉川弘文館
• 出版年月日等: 2011.5
• 出版年（W3CDTF）: 2011
• 数量: 268, 9p
• 大きさ: 22cm
• 出版地（国名コード）: JP
• 本文の言語コード: jpn
• 件名標目: 法制史--日本--中世 ホウセイシ ニホン チュウセイ ( 00563465 )典拠; 刑罰--歴史 ケイバツ レキシ ( 00589421 )典拠
• NDC9版: 322.14 : 法制史
• NDLC: AZ-144
• 対象利用者: 一般
• 書誌注記: 索引あり
• 入手条件・定価: 10000円
• 所蔵機関: 国立国会図書館
• 請求記号: AZ-144-J10
• 連携機関・データベース: 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• 書誌ID（NDLBibID）: 000011171711; http://id.ndl.go.jp/bib/000011171711
• 全国書誌番号: 21928268
• NS-MARC番号: 122191700
• 目録規則: 日本目録規則1987年版改訂版
• 整理区分コード: 112

• 要約等: 古来、執行されてきた刑罰の中世的特徴とは何か。刑罰の執行を支えた社会構造とは何か。検非違使庁による罪人の拘禁・追放や財産没収の実態分析をもとに、支配権力が多元化する中世社会が成立する様相を追究。また、滅罪のもつ意義や清祓の機能を実証的に検証することによって、神仏を中心にきずかれる中世固有の社会構造と...

目次

序章　本書の視角と課題／支配権力と刑罰（使庁における追放と財産刑の形成―住宅「壊取」を中心に―〈財産刑の形成―研究史の再検討／「壊」の意図／住宅「壊取」成立の背景／追放の合法化〉／使庁と没官領―「宝鏡寺文書」所収売券案の考察―〈一条富小路家地の伝領過程／「庁責」の背景／没官領の領掌について／没官の恩免〉／京中獄制の特質と社会的機能〈囚人の存在形態／財源／社会的機能〉）／神仏と法観念（寺領支配における追放・没収刑の論理〈高野山金剛峯寺領官省符荘／高野山領における没収領処分とその思想的基盤／本所法の形成・展開過程と「滅罪生善」の思想／没収物・過料と「滅罪生善」の思想〉以下細目略／滅罪と安穏／『春日清祓記』の基礎的考察／鎌倉期春日社における清祓祭物の徴収とその配分／「罪科」と清祓／終章　総括