真相の近代建築 : 数奇な運命の建築家たち

• 資料種別: 図書
• ISBN: 978-4-306-04573-6
• タイトル: 真相の近代建築 : 数奇な運命の建築家たち
• タイトルよみ: シンソウ ノ キンダイ ケンチク : スウキ ナ ウンメイ ノ ケンチクカタチ
• 著者・編者: 佐々木宏 著
• 著者標目: 佐々木, 宏, 1931- ササキ, ヒロシ, 1931- ( 00067296 )典拠
• 出版事項: 東京 : 鹿島出版会
• 出版年月日等: 2012.5
• 出版年（W3CDTF）: 2012
• 数量: 181p
• 大きさ: 19cm
• 出版地（国名コード）: JP
• 本文の言語コード: jpn
• 件名標目: 建築家 ケンチクカ ( 00565601 )典拠; 近代建築--歴史 キンダイケンチク レキシ ( 00588748 )典拠
• NDC9版: 520.28 : 建築学
• NDLC: KA64
• 対象利用者: 一般
• 書誌注記: 文献あり 索引あり
• 入手条件・定価: 1800円
• 所蔵機関: 国立国会図書館
• 請求記号: KA64-J19
• 連携機関・データベース: 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• 書誌ID（NDLBibID）: 023605953; http://id.ndl.go.jp/bib/023605953
• 全国書誌番号: 22109021
• トーハンMARC番号: 32756502
• 目録規則: 日本目録規則1987年版改訂版
• 整理区分コード: 111

• 要約等: 無視された事実、忘れられた建築家。67の秘話で明かされる近代建築の真実。欧米・日本の巨匠たちの、知られざる素顔、見逃せない功績、語り継ぐべき史料。博覧強記の著者がつづるノンフィクション近代建築史。（提供元: 出版情報登録センター（JPRO））

目次

数奇な運命の建築家たち：政治と戦争に翻弄されて　／　近代デザインの黎明　ヘルマン・ムテジウスと日本の意外な関係　／　軽視されてきた宗教建築：ドミニクス・ベーム再考　／　教会建築のもうひとりの革新者：ルドルフ・シュヴァルツの場合　／　亡命建築家の数奇な奇跡：戦後に帰国したエルンスト・マイ　／　バウハウス再考の機運：いまだ少なくない研究課題　／　抽象的造形デザインの展開：テオ・ファン・ドゥースブルフとデ・ステイル　／　二本足のパイプ椅子：その創案者をめぐって　／　近代建築、陰の功労者：カール・モーザーの功績について　／　ル・コルビュジエが参考にした書物：パラディオからの影響も明らかに　／　ル・コルビュジエ石材使用のいきさつなど：注目すべきペリアンの証言　／　困難なファシズム期の建築家評価：ジュゼッペ・テラーニの場合　／　パリ万博スペイン館の設計者：政治に翻弄されたルイス・ラカサ　／　「アテネ憲章」のもうひとつの解説書：丹下健三からの教唆　／　グッゲンハイム美術館のデザインのルーツ：建築家サルトリスの炯眼　／　往復書簡が明かす巨匠の真実：ライトとマンフォードをめぐって　／　万能の天才の多面性：バックミンスター・フラーの真実　／　異色の「パリのアメリカ人」建築家：評価の難しいポール・ネルソン　／　チャンディガール新首都計画の前任者：マシュウ・ノヴィツキの悲劇　／　住宅プランと家族像：フィリップ・ジョンソンとグラスハウス　／　「ミースの息子」と呼ばれた建築家：追悼―フィリップ・ジョンソン　／　建築家の赤裸々な素顔：シュルツが明かずジョンソンの真実　／　組織のなかの建築家の評価：SOMのゴードン・バンシャフト　／　『伽藍が白かったとき』の裏面史：ル・コルビュジエのアメリカ人弟子たち　／　自己演出でも巧妙だったメキシコの建築家：ルイス・バラガンの生き方　／　評価の安定しない建築家：アントニン・レーモンドの研究　／　日本空襲の戦略に加担した建築家：アントニン・レーモンド評価の一側面　／　シドニーオペラハウスに影響を与えた中国人建築：日本で生まれた梁思成の変転　／　モダンリビングの先駆：和室のない富本憲吉の自邸　／　東京藝大建築科の教育とはなにか：創設百周年記念誌の興味深い記述　／　建築史家に無視される建築家：渡辺仁の再評価をめぐって　／　戦時下の無筋コンクリート建築：村野藤吾の石原産業　／　インターナショナルスタイルの「邸宅」：吉田鉄郎の知られざる傑作　／　ドイツ語で書かれた『日本の住宅』：吉田鉄郎の名著がやっと翻訳　／　『日本の庭園』が四八年後に翻訳刊行：完結した吉田鉄郎三部作の日本語版　／　RC造校舎を推進した建築家：復興小学校を陣頭指揮した古茂田甲午郎　／　ゼネコンの作品を冷遇する建築史家：気になる石川純一郎の扱い方　／　ル・コルビュジエの本を読んだ詩人：木下杢太郎のエッセイについて　／　近代日本の橋の設計者：三人のキーパーソンと建築家　／　近代建築受容のひとつの断面：今井兼次宛て山田守の手紙から　／　追跡困難な戦中の建築家の行動：山脇巌のモスクワ訪問をめぐって　／　ライトの透視図を描き直した日本人建築家：岡見健彦のはたした役割　／　外国人による前川國男研究：評伝がアメリカで出版　／　近代建築の現状：前川國男の処女作品、保存の提案　／　大型客船の艤装デザイン：残された前川國男の完成予想図　／　コンクリート打の名人：オーギュスト・ペレのもとで修行した森丘四郎の名文　／　六〇年間秘匿された小論文：立原道造の建築論の発見　／　立原道造の建築家像を定着：小場晴夫の使命感と大きな功績　／　『新建築』誌を編集した大蔵省の建築家：結実した安田清らの努力　／　詩人の建築家像にせまる：画期的な立原道造の特集　／　行方不明の卒業設計：立原道造の建築資料から（一）　／　北欧建築への憧憬：立原道造の建築資料から（二）　／　石本喜久治邸の設計者：立原道造の関与が明らかに　／　立原道造の果たせなかった夢と生田勉への手紙が明かす友情　／　若き建築学生の同人誌：丹下健三が編集に参加　／　若き日の丹下健三の処女論文　／　高度の文化論をまざした丹下健三　／　短命だった『現代建築』誌の輝き：丹下健三のコルビュジエ論を掲載　／　伝統の蘇生など多彩な功績：丹下健三を追悼する　／　建築・デザイン評論の先駆者：評論に生涯をかけた浜口隆一　／　伊勢神宮を撮った写真家：渡辺義雄の幅広い活躍　／　日本近代建築史の一側面：向井覺編著『逓信建築年表』を読む　／　建築家への愛情ある眼差し：近江栄の最新著を読んで　／　建築ジャーナリズムにおける筆名　／　設計者を顕彰する彫像：希少な建築家の例　／　「近代建築」研究の種本：プラッツの『最新時代の建築』が復刻　／　プラッツおよび『最新時代の建築』の研究書