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荒野の精神医学 : 福島原発事故と日本的ナルシシズム (遠見こころライブラリー)

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荒野の精神医学 : 福島原発事故と日本的ナルシシズム

(遠見こころライブラリー)

国立国会図書館請求記号
SC361-M20
国立国会図書館書誌ID
029533770
資料種別
図書
著者
堀有伸 著
出版者
遠見書房
出版年
2019.3
資料形態
ページ数・大きさ等
286p ; 19cm
NDC
493.7
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資料詳細

要約等:

本書『荒野の精神医学』は,東京の大学病院に勤務する精神科医であった著者が,被災地の復興に加わるべく福島県南相馬市に移住し,日々の活動を通して深めてきた日本文化論・日本人論である。荒野とは,中央から疎外された場所である。精神科病院がそうであり,原発事故のために復興が遅れている地域がそうである。そこでは...

著者紹介:

堀 有伸 ほりメンタルクリニック院長,精神科医。 1972年東京都台東区生まれ。私立麻布高等学校,東京大学医学部医学科を卒業。14歳の時にプロテスタントの教会で洗礼を受けたが,20代前半で無宗教の人間として生きていくことを選択した。東京大学医学部附属病院分院神経科で研修医となり,現象学や精神分析学を...

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目次

  • 第1部 埼玉・川越

  • 重症患者を病棟コミュニティで抱えること

  • 第2部 福島・南相馬

  • 南相馬市の優しい人々のこと/小高郷・標葉郷の武者は美しかった―相馬野馬追のこと/浜通りのこころをめぐる空想/開沼博『「フクシマ」論―原子力ムラはなぜ生まれたのか』についての精神分析的読解/私は福島の人々に多くを求め過ぎているのかもしれない、と不安に思うこと/支援者に求められる禁欲についての一考察/躁的防衛の概念とその両義性について、およびその被災地における心理状況への理解への適応について/南相馬市の高齢化問題について/鼻血と日本的ナルシシズム/原子力発電所事故と怒り/2014年12月に浪江までの相双地区と仙台が常磐自動車道で直結した時に被災地で感じたこと/原発事故被災地支援の倫理について/国土の喪失の否認について/コロナイゼーションの進展としての東京電力福島第一原子力発電所事故対応/福島の子どものメンタルヘルスに思う、日本における自主的な思考の重要性/福島から横浜に自主避難した中学1年生男子がいじめられたことの報道について思う/原発事故から6年、都合の悪いことを黙殺し続ける私たちの「病理」/今のうちにいっておきたい、東京五輪への「大きな違和感」/福島・南相馬の精神科医が見た「大震災6年半後の風景」/原発事故から7年、不都合な現実を認めない人々の「根深い病理」/あれだけの事故が起きてもなぜ日本は「原発輸出」を続けるのか

  • 第3部 日 本

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書誌情報

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資料種別
図書
ISBN
978-4-86616-083-2
タイトルよみ
コウヤ ノ セイシン イガク : フクシマ ゲンパツ ジコ ト ニホンテキ ナルシシズム
著者・編者
堀有伸 著
シリーズタイトル
著者標目
堀, 有伸, 1972- ホリ, アリノブ, 1972- ( 001238608 )典拠
出版年月日等
2019.3
出版年(W3CDTF)
2019