図書

人事の古代史 : 律令官人制からみた古代日本 (ちくま新書 ; 1497)

図書を表すアイコン
表紙は所蔵館によって異なることがあります ヘルプページへのリンク

人事の古代史 : 律令官人制からみた古代日本

(ちくま新書 ; 1497)

国立国会図書館請求記号
AZ-143-M7
国立国会図書館書誌ID
030426786
資料種別
図書
著者
十川陽一 著
出版者
筑摩書房
出版年
2020.6
資料形態
ページ数・大きさ等
270p ; 18cm
NDC
322.13
すべて見る

資料詳細

要約等:

古代日本において、国家を運営する仕組みであった「律令官人制」。その実態とはどのようなものだったのか? 主に中央官制を中心として、官人たちに関わる諸制度や社会の動きを概観しながら、日本の古代国家について考察する。(提供元: サピエ図書館資料検索)

著者紹介:

十川 陽一 慶應義塾大学教授(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

書店で探す

障害者向け資料で読む

目次

  • プロローグ/律令制の記憶/古代日本の国家/律令制と官人/本書の概要/第一章 国家と人事のしくみ/1 支配機構と支配者層/太政官──律令国家の中枢/都城と朝政/議政官人事/古代の人名/ウジ名とカバネ/皇位継承と皇嗣の決定/新たな身分標章──クライの導入/揃わない足並み/藤原氏と奈良時代前半の政治動向/2 人事と行政/官人たちの身分秩序/位階と官職/勤務評定のシステム/昇進のしくみと実際/考選木簡と削屑/任官の制限/官司内の運営と責任/3 家柄主義とのせめぎあい/官人になる──出身/官人養成/出身後のキャリア/大伴家持の不遇と奈良時代半ばの政治動向/官人制と氏族秩序/第二章 官職に就けない官人──散位の世界/1 散位とは何か/官人ではない有位者/増える有位者/散位とはなにか/官人の定義と給与/写経所勤め/人事の綱引き/2 皇族・貴族の家政機関と散位/皇族・貴族の家に勤める散位/トネリたち/仕えるべき主人/家政機関における散位の位置づけ/国家にとっての皇族・貴族の家政機関/散位を把握する意味/第三章 政争のあとさき/1 国家にとっての官人/散位となる事情/律令制における刑罰と官人/官人身分の?奪/日本における律への対応/散位に落とす/落とされた人々のその後/散位への処分/刑罰免除からみた官人/2 官人にとっての官人制/官人の特権/譲りあう人々/都と地方/威信財としての官人身分/ネットワーク形成と交易/仲麻呂の乱──奈良時代後半の政治動向(1)/称徳朝と道鏡──奈良時代後半の政治動向(2)/官人身分のメリットとリスク/第四章 平安京と官人制の転換/1 平安遷都と官人社会/山背から山城へ/土師氏の一族/貴族層の再編──平安初期の政治動向/家と官人養成/摂関政治の確立──九世紀末以降の政治動向/2 都城と官人制の変化/内裏の変化/平安時代の政務/大内裏の荒廃と官司の縮小/官位相当と位階制の変容/叙位・任官制度の変化/年給/受領とその統制/昇進コースと求められる資質/3 持続する官人制/給与と平安時代の官人制/散位寮の“廃止”とその後の散位/権中納言──余剰人員と官制の変容/昇進と名乗り/崩壊か変容か/地方に根差す官人身分/平安中後期の地方社会と散位/太政官という存在/エピローグ/巻末資料/参考文献/あとがき

全国の図書館の所蔵

国立国会図書館以外の全国の図書館の所蔵状況を表示します。

所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください

北日本

書店で探す

出版書誌データベース Books から購入できる書店を探す

『Books』は各出版社から提供された情報による出版業界のデータベースです。 現在入手可能な紙の本と電子書籍を検索することができます。

書誌情報

この資料の詳細や典拠(同じ主題の資料を指すキーワード、著者名)等を確認できます。

デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07311-2
タイトルよみ
ジンジ ノ コダイシ : リツリョウ カンジンセイ カラ ミタ コダイ ニホン
著者・編者
十川陽一 著
シリーズタイトル
著者標目
十川, 陽一, 1980- ソガワ, ヨウイチ, 1980- ( 001125117 )典拠
出版年月日等
2020.6
出版年(W3CDTF)
2020