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村の日本近代史 (ちくま新書 ; 1529)

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村の日本近代史

(ちくま新書 ; 1529)

国立国会図書館請求記号
GB321-M2
国立国会図書館書誌ID
030709674
資料種別
図書
著者
荒木田岳 著
出版者
筑摩書房
出版年
2020.11
資料形態
ページ数・大きさ等
247p ; 18cm
NDC
210.48
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資料詳細

要約等:

かつて「人間の集団」を意味する言葉だった「村」。都市化・新田開発・分散知行、廃藩置県・地租改正・地押調査から「明治の大合併」まで、「村」をめぐる土地と人の支配の紆余曲折を概観し、近代化の意味を考える。(提供元: サピエ図書館資料検索)

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目次

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  • はじめに/近代化とは何か/本書の構成/序章 村概念の転換/人間の集団を意味したかつての村/領域を表す村への転換──「人を通じた土地の捕捉」から「土地を通じた人の捕捉」へ/村があらゆる土地を囲い込む──市制町村制施行/村人の地位転換──「村の担い手」から「統治の客体」へ/第一章 村の近代化構想──織豊政権期/1 近代化と「天下統一」の課題/海外交易と戦乱の世/戦乱と奴隷交易/ポルトガルとスペインによる世界分割/イエズス会によるグローバルな金銀流通/信長・秀吉が目指した国内の平準化と統一/2 「天下統一」と村の再編/天下統一とは何か/秀吉による領知権と所有権の分離/太閤検地における度量衡の統一/石高とは何か/「村切り」による村境確定構想/土地の実態把握の限界/各地の旧慣の整理と独自ルール撤廃/身分制的規制としての刀狩り/領主以下の「土地からの切断」/第二章 村の変貌と多様化──幕藩体制期/1 幕藩体制下での権力分散化の進行/家康による「偃武」/転封の不実施と度量衡の混乱/権力の分散化とその指標/相対的安定期の到来とその背景/2 都市膨張による村の蚕食/職分による空間編制/江戸への人口流入がもたらしたもの/百姓地の蚕食/容認されていった田畑売買/拝領地と相対請地/身分制秩序の形骸化/3 新田開発のもたらした変化/「領域としての村」vs.「人間集団としての村」/検地帳による土地所有権公認/検地帳をめぐる混乱の背景/村の領域の変動/新田開発による村の増加/新田の検地帳登録/総検地と帳簿漏れの土地/帳外地の黙認/石高と実際の収量の乖離/生産拡大と米価低迷/4 石高制の帳尻合わせによる村の再編/飛び地や相給の増加/村の便宜的・属人的分割/自然村ではなかった幕藩体制後期の村/転封への領民の抵抗/開国要求と条約締結/第三章 村の復権構想とその挫折──明治初期/1 維新期における統治方法の転換/府県制と藩制の併存/版籍奉還/飛び地整理の難航/戸籍法における居住地編製主義への転換/町方と村方を超えた支配へ/2 廃藩置県と村の復権構想/廃藩置県と府県統合/府県統合の狙い/石高制と村請制の利用で可能になった貢租徴収/地方官の任命と士族の抵抗/雑税・藩札の整理と地所番号の誕生/近代行政の受け皿としての村の復権構想/3 村の復権構想の挫折と「戸長の時代」ほか

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デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07355-6
タイトルよみ
ムラ ノ ニホン キンダイシ
著者・編者
荒木田岳 著
シリーズタイトル
著者標目
荒木田, 岳, 1969- アラキダ, タケル, 1969- ( 031207710 )典拠
出版年月日等
2020.11
出版年(W3CDTF)
2020