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血の日本思想史 : 穢れから生命力の象徴へ (ちくま新書 ; 1561)

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血の日本思想史 : 穢れから生命力の象徴へ

(ちくま新書 ; 1561)

国立国会図書館請求記号
HA5-M21
国立国会図書館書誌ID
031299818
資料種別
図書
著者
西田知己 著
出版者
筑摩書房
出版年
2021.3
資料形態
ページ数・大きさ等
302p ; 18cm
NDC
121.02
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資料詳細

要約等:

穢れを表し、死の象徴だった「血」が、なぜ江戸時代に家族のつながりを表すようになったのか。古代から近代まで、日本人の「血」へのまなざしの変遷をたどる。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

西田 知己 日本史学者(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

  • はじめに/第一章 古代/1 血をめぐる東西/西洋の犠牲儀礼/継承される肉体/骨肉と身体髪膚/陰陽論と気血/胎児生成論/2 不浄観と家社会/律令制度と延喜式/筋目正しき人/双系制と家社会/3 今昔物語集の奇談/不吉な卒塔婆/纐纈城からの脱出/妖怪が残したもの/インドの生き胆伝承/第二章 中世/1 義経記の人間模様/源家の異母兄弟/兄と弟の対立/四天王の末路/2 信心と逆転劇/脚色された景清物/身代わりの阿弥陀像/無縁寺から縁切寺へ/3 仏教思想と血脈/浄土真宗の三代伝持/血の池地獄説/キリシタン版の辞書/4 神道思想の系譜/神道史概観/神皇の正統記/吉田神道の血脈/第三章 近世前期/1 儒者から儒者へ/キリシタン起源説/中江藤樹と血脈貫通/熊沢蕃山と火葬問題/山鹿素行の孝行論/2 西鶴文学の妙味/架空の裁判記録/真の親子の見分け方/無慈悲な生き胆物語/3 近松文学の造語/出世した景清/血筋の血という発明/曽我兄弟の物語/血の雨いまむかし/受け継がれる穢れ/4 元禄期の国際交流/健康志向と養生訓/貝原益軒と西川如見/じゃがたらお春/国性爺合戦/5 仏教諸派と儒家神道/ニセの寺院法度/本願寺派と高田派/林羅山の儒家神道/山崎闇斎の垂加神道/第四章 近世後期/1 血塗られた文学/二人目の近松/奥州安達原/南総里見八犬伝/庚申山の山猫/2 武家の養子問題/伊藤仁斎と荻生徂徠/法令と末期養子/批判された武家株/3 仏教語の読み替え/血脈か法脈か/親子のような師弟/肉縁と血縁/4 国学と復古神道/崎門派の神代解釈/本居宣長の前と後/誤った語源考証/赤染衛門の父親/5 蘭方医と産科医/解体新書への道/人体解剖の名脇役/出産マニュアルの歴史/家庭医学百科/ハンセン病への誤解/第五章 近代/1 成句と造語/国語辞典と英和辞典/大槻文彦の言海/狂言記と幸田露伴/2 西洋医学の最先端/血液循環論/輸血法への道のり/3 政策としての国際結婚/福沢諭吉の士族論/日本人種改良論/加藤弘之の雑婚批判/森鴎外と黄禍論/4 法律上の親子関係/旧憲法と皇室典範/民法上の血族/おわりに/参考文献・参考史料

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デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07384-6
タイトルよみ
チ ノ ニホン シソウシ : ケガレ カラ セイメイリョク ノ ショウチョウ エ
著者・編者
西田知己 著
シリーズタイトル
著者標目
著者 : 西田, 知己, 1962- ニシダ, トモミ, 1962- ( 00363409 )典拠
出版年月日等
2021.3
出版年(W3CDTF)
2021