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はじめに/第一章 徴用工訴訟/1 徴用工をめぐる対立/対立に至る経緯/争点と韓国大法院の判断/日本の反論「国際法違反だ」/2 「日本による朝鮮の支配は不法なものであった」/大法院判決の論理/いつから無効なのか/御名のない詔勅/「勒約」をめぐる認識の差/「日帝強占期」の一般化/手続き論以前の「無効論」/3 朝鮮半島で何をしたのか/伊藤博文の武勇伝/『朝鮮の悲劇』/義兵を探す旅/破壊しつくされた町/犠牲の大きな格差/第二章 東学農民戦争/1 隠された歴史/放置されていた頭蓋骨/日清戦争の経緯/東学農民の再蜂起/2 徹底された日本軍トップの意思/兵士の従軍日誌/『東学党征討経歴書』/「悉く殺戮すべし」/第三章 関東大震災/1 強まる主張「虐殺はなかった」/ドラマ「いだてん」/横浜の社会科副読本/中央防災会議の報告書/2 子どもたちが見た横浜の震災/四つの小学校に伝わった作文/高等科二年生が記録した「朝鮮人騒ぎ」/震災当日/震災二日目/震災三日目以降/3 なぜ流言を信じたのか/「天下晴れての人殺し」/警察も新聞も/「武器を持つ勿れ」/警備部隊法務部日誌/朝鮮総督府の報告書/第四章 二つの虐殺を結ぶ線/1 日本軍兵士の実像/何が人々を駆り立てたのか/後備役の兵士/自警団/在郷軍人会/2 正体不明の敵/教練用の歩兵銃/パルチザンとは誰か/大川署長の物語/「不逞鮮人」の正体/虐殺の基本構図/第五章 忘れ去った過去/1 改竄された『日清戦史』/記憶はなぜ失われたのか/戦史から削除された記録/戦死した兵士/戦争はこうして始まった/2 戦史改竄の真相/残っていた戦史の草案/草案はなぜ破棄されたのか/編纂した二人の部長/書いてはいけないガイドライン/福島県立図書館の調査/『朝鮮暴徒討伐誌』/第六章 三・一運動/1 新発見の資料/首相原敬への報告書/安東領事からの報告/「独立万歳」の叫び/2 原敬首相と朝鮮総督の対応/「無策の様」/「採余公文」/「軽微なる問題」/第七章 あいまいな自画像/1 なかったことにされた虐殺/異質な作文/自警団遊び/「情状酌量少なからず」/2 突然誕生したことにされた自警団/自警団誕生をめぐる謎/在郷軍人会の支部報/なぜ「突然誕生」したのか/第八章 いくつもの戦後/1 語られない戦場での体験/一周年の追悼集会/類例なく孤立した虐殺/「動くものはすべて殺せ」/2 日本人の心の隙を狙った詐術/副読本の初版/根拠なき詐術の標的/終章 次の時代を展望する歴史像のヒント/判決の背後の苦難の歴史/久保田発言/文在寅大統領の歴史観/日本人の歴史観/戦った兵士の実像/兵士の見た朝鮮/二つの神話の衝突/「竹槍を持て」/おわりに/資料「朝鮮騒擾事件ニ対スル鮮人ノ言説ニ関スル件」/参考文献
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- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 978-4-480-07390-7
- タイトルよみ
- レキシ ニンシキ ニッカン ノ ミゾ : ワカリアエナイ ノワ ナゼカ
- 著者・編者
- 渡辺延志 著
- シリーズタイトル
- 著者標目
- 著者 : 渡辺, 延志, 1955- ワタナベ, ノブユキ, 1955- ( 001142900 )典拠
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2021.4
- 出版年(W3CDTF)
- 2021