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氏名の誕生 : 江戸時代の名前はなぜ消えたのか (ちくま新書 ; 1567)

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氏名の誕生 : 江戸時代の名前はなぜ消えたのか

(ちくま新書 ; 1567)

国立国会図書館請求記号
GB43-M36
国立国会図書館書誌ID
031357322
資料種別
図書
著者
尾脇秀和 著
出版者
筑摩書房
出版年
2021.4
資料形態
ページ数・大きさ等
313p ; 18cm
NDC
288.12
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資料詳細

要約等:

江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に破綻。さらに新政府により「氏名」が生まれ、それは国民管理の道具へと変貌していった。歴史研究者が「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。(提供元: サピエ図書館資料検索)

著者紹介:

尾脇 秀和 神戸大学経済経営研究所研究員(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

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  • プロローグ──人名の常識をめぐって/江戸時代の人の「名前」/今、氏名と呼んでいるもの/江戸時代を起点に/本書の構成/第一章 「名前」の一般常識/1 一般通称の世界/江戸時代の“下の名前”/名前の“お尻”と頭/人名符号の定着/ルールの範囲内で/名跡化と襲名慣行/名を継ぐ意味/相応しい名前/名は体を表す/2 名前としての官名/大和守という名前/大名の場合/官名の選択/四品相当の官名/無視された“本来の意味”/叙任という手続き/侍従以上/参議以上と松平の称号/3 擬似官名とその増殖/国名と京百官/東百官/東百官の変形・増殖/恨めしきまなざし/第二章 「名前」にあらざる「姓名」/1 名乗書判の常識/「名乗」とは何か/名乗はいつ・どこで使うか/誰も知らない名乗/名乗と帰納字/書判の設定/書判とは言うけれど/名乗と印形/2 本姓と苗字/本姓と称するもの/苗字の公称/苗字の私称/武右衛門は気にしない/通称と苗字の関係/村内秩序と苗字/一般の人名常識/第三章 古代を夢みる常識/1 朝廷官位と「名前」/朝廷社会の「名前」/些末な拘泥?/江戸時代の朝廷位階/越えられぬ一線/朝廷の官名/官位相当と家格/京官の定員制限/国司に定員なし/転任と名前/庶民の叙位任官と擬似官名/2 「姓名」の用途と「名前」の正体/「姓名」こそが人名/「姓」といわれたもの/姓尸名/官位は姓名の上に接続する/小倉百人一首/称号と実名/実名を呼ぶ文化/用途に応じて/武家官位の申請手続き/長い“フルネーム”は存在しない/朝廷の人名常識/3 官名と職名/古代を夢みる者たち/職名の存在/名実の不一致/第四章 揺らぐ常識/1 正論を説く者たち/正しさはどこにあるか/何右衛門らの起源/官名僭称とその名残/官名を盗むな/紛々たる称/今世の風俗は……/武家のルールにご用心/笑わば笑え/靱負佐になりたい/御名差合/荻生徂徠の提起/名を正せ/山県大弐の正名論/2 人名部位の総整理/「名字」に注意/通称なるもの/苗字・称号・氏・姓/屋号と苗字/名前でも姓名でもないもの/3 官位の褫奪と「王政復古」/解官する常識/解官しない常識/長門宰相から毛利大膳へ/一新と復古/第五章 王政復古のはじまり/1 官位と職名/夢の実現へ向けて/新政府職制の登場

  • ほか

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記録メディア デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07376-1
タイトルよみ
シメイ ノ タンジョウ : エド ジダイ ノ ナマエ ワ ナゼ キエタ ノカ
著者・編者
尾脇秀和 著
シリーズタイトル
著者標目
著者 : 尾脇, 秀和, 1983- オワキ, ヒデカズ, 1983- ( 001170550 )典拠
出版年月日等
2021.4
出版年(W3CDTF)
2021