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廃仏毀釈 : 寺院・仏像破壊の真実 (ちくま新書 ; 1581)

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廃仏毀釈 : 寺院・仏像破壊の真実

(ちくま新書 ; 1581)

国立国会図書館請求記号
HM85-M51
国立国会図書館書誌ID
031472503
資料種別
図書
著者
畑中章宏 著
出版者
筑摩書房
出版年
2021.6
資料形態
ページ数・大きさ等
222p ; 18cm
NDC
182.1
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資料詳細

要約等:

明治の神道国教化により起こり、「寺院・仏像を破壊する熱狂的民衆」というイメージが流布する廃仏毀釈。実際はどんなものだったのか。各地の記録から読みとく。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

畑中 章宏 1962年大阪生まれ。民俗学者、作家。著書に『天災と日本人』(ちくま新書)、『日本の神様』(イーストプレス)、『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『蚕』(晶文社)、『五輪と万博』(春秋社)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『21世紀の民俗学』(KADO...

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目次

  • はじめに──何を「判然」とさせたかったのか?/「廃仏毀釈」のイメージ/「習合」という言葉/「判然令」の意味/本書の構成/序章 神仏が共存していた時代/1 「神仏習合」の成立/神と仏が出会う/神が仏に従う「三つの考えかた」/神宮寺の隆盛/東大寺大仏と八幡神/神像彫刻の発生/2 習合が進んだ中世/「習合」の論理/本地垂迹と権現/山岳信仰と修験道/神仏が習合した山々/八幡信仰──石清水と鎌倉/古社における神仏習合/牛頭天王と祇園社/3 各地の神宮寺/諏訪の神宮寺/三輪と住吉/宮中・御所/4 近世庶民信仰の多様さ/民衆に浸透する近世仏教/霊場参拝の流行/第一章 毀釈の典型──日吉・薩摩・隠岐ほか/1 廃仏毀釈はいつ始まったのか/近世に発生していた神仏分離/水戸藩の神仏分離政策/戊辰(慶応四)年の太政官布告/2 〈先駆〉としての日吉社/近代最初の廃仏毀釈/「容赦もなく灰燼に」/破壊への戒告/3 薩摩藩における徹底的破却/分離令布告以前の廃仏活動/大寺院の「処分」/門徒が守った仏像/神仏習合の終焉/4 隠岐──離島独自の事情/隠岐騒動と廃仏運動/小野篁造仏伝承/大阪に残る「あごなし地蔵伝説」/5 松本藩と苗木藩/藩知事が推進/苗木藩の「名号塔伝説」/第二章 古都の惨状──奈良・京都・鎌倉/1 奈良──南都仏教の凋落/古社寺は近代化されている/興福寺五重塔をめぐる「伝承」/東大寺鎮守八幡の分離/聖林寺十一面観音伝説/妙楽寺から談山神社へ/幻の大寺・内山永久寺/貴重な寺宝の流失/2 京都──千年の都における習合の分離/石清水八幡宮の大転換/北野天神の仏教色排除/上賀茂・下鴨神社の神宮寺廃絶/3 宮中の「神道化」/皇室から仏教色を取り除く/泉涌寺の扱い/4 鎌倉──八幡宮の膝元で/鶴岡八幡宮寺の仏教色排除/様変わりした霊場江の島/第三章 聖地の変貌──伊勢・諏訪・住吉・四国/1 伊勢──「神都」成立の経緯/古社寺における神仏習合/伊勢における府知事の横暴/「お蔭参り」を演出した御師も消えた/2 諏訪──御本地・御神体の現在/諏訪神宮寺破却の顛末 ほか

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書誌情報

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デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07407-2
タイトルよみ
ハイブツ キシャク : ジイン ブツゾウ ハカイ ノ シンジツ
著者・編者
畑中章宏 著
シリーズタイトル
著者標目
著者 : 畑中, 章宏 ハタナカ, アキヒロ ( 01186086 )典拠
出版年月日等
2021.6
出版年(W3CDTF)
2021