認知症そのままでいい

• 資料種別: 図書
• ISBN: 978-4-480-07409-6
• タイトル: 認知症そのままでいい
• タイトルよみ: ニンチショウ ソノママ デ イイ
• 著者・編者: 上田諭 著
• シリーズタイトル: ちくま新書 ; 1584
• 著者標目: 著者 ： 上田, 諭 ウエダ, サトシ ( 01209821 )典拠
• 出版事項: 東京 : 筑摩書房 (出版)
• 出版年月日等: 2021.7
• 出版年（W3CDTF）: 2021
• 数量: 222p
• 大きさ: 18cm
• 出版地（国名コード）: JP
• 本文の言語コード: jpn
• 表現種別: テキスト
• 機器種別: 機器不用
• キャリア種別: 冊子
• 件名標目: 老人性認知症 ロウジンセイニンチショウ ( 00572969 )典拠
• NDC10版: 493.758 : 内科学
• NDLC: SC377
• 対象利用者: 一般
• 書誌注記: 文献あり
• 入手条件・定価: 800円
• 所蔵機関: 国立国会図書館
• 請求記号: SC377-M312
• 連携機関・データベース: 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• 書誌ID（NDLBibID）: 031528770; http://id.ndl.go.jp/bib/031528770
• 全国書誌番号: 23574730
• トーハンMARC番号: 34225077
• 目録規則: 日本目録規則2018年版
• 整理区分コード: 111

• 要約等: 認知症は老いた人の脳に起こる自然な現象。「治らなくていい」と見方を切り替え、認知症の人を助け、いたわり、共にできることを、認知症を専門とする精神科医の立場から考える。『医療と介護Ｎｅｘｔ』連載を加筆修正。（提供元: サピエ図書館資料検索）
• 著者紹介: 上田 諭 戸田中央総合病院（埼玉県戸田市）メンタルヘルス科部長。北辰病院（埼玉県越谷市）精神科高齢者専門外来担当。京都府生まれ。1981年関西学院大学社会学部卒業。9年間の朝日新聞社勤務（記者）を経て、96年北海道大学医学部卒業。東京都老人医療センター（現東京都健康長寿医療センター）精神科、日本医科...

目次

はじめに／序章　認知症を喜んで受け入れること／認知症は「特別な病気」ではない／堂々と認知症になれる社会へ／第１章　認知症の大誤解／１　認知症は予防できない、治らない／よくしようという発想は無用／認知症の危険因子とは／認知症の前段階で食い止められる？／認知症への進展を抑えられる？／加齢による脳機能の低下は必然／政府「減らす目標」の愚かしさ／認知症は「ふつう」、認知症でないことが「特殊」と考えよう／アミロイド撃退薬への過剰な期待は禁物／「アミロイド原因説」は、もう古い／抗アミロイド薬の現在地／２　早期発見しても治す薬はない／何のための早期発見か／「早くみつけて治そう」ではなく、「発見後にどうするか」が重要／抗認知症薬の効果の限界／東京都発行のパンフレットにも“幻想”が／抗認知症薬を保険適用外にしたフランス／日本でも異例の承認だった?!／心情への医師の鈍感さ／３　注意することで記憶はよくならない／「日付を誤らないこと」がそんなに重要か？／助け支えるが自然な人の情／４　認知症の人は明るく、元気である／アルツハイマー病の人は無気力、無関心か／周囲がいやな気持ちにさせていないか／第２章　認知症の人の行動をよみとく／１　行動心理症状（ＢＰＳＤ）とは何か／認知症は心を乱す病でもある／初期の人の心情を重度のそれと捉えていないか／「問題行動」「困った人」と決めつける前に／日々の「つまずき」に気づいてあげる、それを支える／脳の障害という視野の狭さを捨てる／２　一日中の物探し／探すものは何か／「ここは私の家じゃない」／どこに帰りたがっているのか／３　物盗られ妄想／「私の物を盗った」の奥にある心の叫び／認知症でない人の被害妄想／孤立・孤独が妄想を招く ほか