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第一章/廣瀬中佐と乃木大将――意図的に作られた「軍神」と「無能説」
決して「傲慢」とは言えない大国ロシアの対日開戦理由/大人と子供の違いがある西洋と日本の「暗号」に対する伝統/外交暗号解読の事実を「敵国」日本に漏らしたロシアの大いなる「油断」/日本の「外堀」を埋め窮地に追い込む「露館播遷」の再現/ロシア艦隊への「夜襲」「閉塞作戦」にことごとく失敗した日本海軍/ロシア軍の手で丁重に埋葬された広瀬少佐の遺体/戦前マスコミ=新聞が軍部と作り上げた「軍神廣瀬中佐」/一般大衆を信用しないマスコミ人の歪んだエリート意識/軍人である前に「理想的な日本人」であった広瀬武夫という男/陸軍が海軍に対抗して「意図的に」作り出した「軍神橘中佐」/与謝野晶子の「反戦詩」に見える軍部が「軍神」を必要とした理由/ロシア海軍きっての名将はなぜ「油断」したのか?/「不沈艦」を「黄色人種」に沈められたロシアが受けた「宗教的ショック」/期待した戦果を挙げられなかった「名作戦」丁字戦法/乃木希典は「最後の忠臣」か? それとも「無能な軍人」か?/「乃木以外だったら一万五千人もの戦死者は出さずに済んだ」は本当か?/「乃木無能説」の言い出しっぺは国民作家・司馬遼太郎に非ず/「戦犯追及」の情熱に混じっていた「憎悪」という負の感情/陸軍参謀本部を「バカトップ」の集まりに変えた主犯・寺内正毅/陸軍参謀本部の「悪しき精神主義」の根源は何か?/『機密日露戦史』の著者が仕掛けた罠にまんまと嵌まった司馬遼太郎/「すべてが終わって我々が友人になったところを撮ってくれ」
第二章/帝国陸海軍完勝す!――“雌雄を決した丁字戦法”という「神話」
傲慢で独善的――陸軍参謀本部と中国共産党の驚くほどの相似点/日本にとって幸運だったロシア軍の伝統的「後退戦術」/「乃木の実力をもっとも高く評価していたのは敵軍」という皮肉/臨機応変な用兵で「世界最強」コサック騎兵団を撃退した秋山好古/プライドより現実/「賊軍」出身者に「冷や飯」を食わせるつもりが手柄を立てさせてしまった陸軍の参謀たち/「乃木の影」に怯え全軍撤退を命じたクロパトキン/「短期間で敵軍を撃滅し早期講和に持ち込む」という最大戦略目標に賭けていた日本/クロパトキンが恐れに恐れた「乃木のおかげ」で勝利した奉天会戦/児玉源太郎が戦争の目的を的確に把握していたことがわかる『坂の上の雲』の名場面/昭和の戦争にはまったく無かった「軍事と外交の完全連動」/「二〇三高地を占領したから旅順艦隊を撃滅できた」という「物語」が語られてきた理由/じつは戦う前からすでに「ボロボロ」だったバルチック艦隊/まさにツキにツキまくっていた「運の良い男」東郷平八郎/日本にとってのラッキーナンバー「二〇三」が意味するものとは?/「日本海海戦は『丁字戦法』で勝った」という「神話」はなぜ作られたのか?/艦隊決戦の切り札とされた秘密兵器「連繋機雷」と「下瀬火薬」/海戦史に残る名戦術「東郷ターン」はバルチック艦隊「挑発」が目的だった!?/敏感過ぎる「伊集院信管」が敵艦に与えた大ダメージ/ポーランドやトルコ、アルゼンチンまで狂喜した聯合艦隊の「完璧な勝利」/「日本海海戦」の歌がもたらした「刷り込み」の弊害
第三章/ポーツマスの真実――日米対立の火種を生んだまさかの「ぶち壊し」
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書誌情報
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- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 978-4-09-380119-5
- タイトル
- タイトルよみ
- ギャクセツ ノ ニホンシ
- 巻次・部編番号
- 26
- 著者・編者
- 井沢元彦 著
- 著者標目
- 著者 : 井沢, 元彦, 1954- イザワ, モトヒコ, 1954- ( 00111216 )典拠
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2021.8
- 出版年(W3CDTF)
- 2021