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和辻哲郎建築と風土 (ちくま新書 ; 1643)

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和辻哲郎建築と風土

(ちくま新書 ; 1643)

国立国会図書館請求記号
HA144-M3
国立国会図書館書誌ID
032002008
資料種別
図書
著者
三嶋輝夫 著
出版者
筑摩書房
出版年
2022.3
資料形態
ページ数・大きさ等
254p ; 18cm
NDC
121.65
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資料詳細

要約等:

いまだかつて哲学研究者たちによって顧みられることがなかった和辻哲郎の建築論から、知られざる和辻倫理学の射程を、その広がりと深さにおいて示す試み。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

三嶋 輝夫 1949年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。東京大学大学院人文科学科研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部助手、青山学院大学専任講師・助教授を経て、青山学院大学文学部教授を長く務めた。専門は倫理学・ギリシア哲学。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

  • はじめに/第一章 間柄と建築──『風土』における「ウチ」の分析/1 台風的性格/2 「間柄」と「家」──「ウチ」の分析/人倫の要としての「家」/「うち」と「そと」/3 家と町の間/家と町/日本人をもっとも不安ならしめるもの/第二章 天平の甍──『古寺巡礼』と唐招提寺論/1 「屋根の勾配」と「縁側の工合」/2 パースペクティヴとアイティオロジー/建築を訪ね歩く/新薬師寺/門の中へ/唐招提寺/和辻のパースペクティヴ/薬師寺/東大寺三月堂/法隆寺/エンタシス/動的鑑賞法/空間的要素と時間的要素の相即/第三章 建築と風土──『イタリア古寺巡礼』と素材への注目/1 マルセーユとジェノア/和辻のイタリア紀行/使いながらの保存/2 ローマ/サン・ピエトロ寺院/キオストロ/3 ペストゥーム/4 タオルミーナ、シラクーサ、アグリジェント/エトナ山と古代ギリシア劇場/風景の愛/素材への注目/粛然とした感じ/しゃれたいい感じ/キオストロに魅了される/第四章 アルプスの北──『故国の妻へ』とドイツの建築/1 ゴスラー/「北のローマ」を歩く/ノイウェルク教会/ゴスラーの家屋の構造/「念の入れ方、入れ場所がまるで違う」/カイザーハウス/2 ローテンブルク/小さな町/城壁の「ウチ」と「ソト」/第五章 面と線の美学──『桂離宮』をめぐって/1 日光廟と桂離宮/『桂離宮』の執筆背景/ブルーノ・タウトの日光廟論/「ムカつく建築」/建築に対する美意識/2 「桂離宮印象記」/和辻の桂離宮論/第一回「公共的庭園について」/和辻の公園論/〈公的なもの〉に対する感覚の欠如/新宿御苑/観覧者の制限/第二回「庭園の製作と作者の問題」/庭園に織り込まれる〈時間〉/造園家の仕事と政治家の仕事/桂離宮の作者/細川幽斎と親王/第三回「借景の問題」/和辻のパノラマ的叙述/「原形」に立ち戻る/第四回「加藤左馬助進上奥州白川石」/石組へのまなざし/天然の風化/第五回「古書院とその改造の問題」/古書院/「古書院独立先行説」の妥当性/御輿寄の直線の美/第六回「平面的なもの直線的なものの美しさ」/濡縁と露台/第七回「松琴亭について」/古書院・中書院との比較/一層甚だしい相違/第八回「桂離宮の完成」/芸術的作品としての姿/新御殿と両書院の異同/新御殿の内部へ/3 『桂離宮──製作過程の考察』/連載の完結と論争のはじまり/『桂離宮──製作過程の考察』の構成

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書誌情報

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デジタル

資料種別
図書
ISBN
978-4-480-07469-0
タイトルよみ
ワツジ テツロウ ケンチク ト フウド
著者・編者
三嶋輝夫 著
シリーズタイトル
著者標目
著者 : 三嶋, 輝夫, 1949- ミシマ, テルオ, 1949- ( 00191303 )典拠
出版年月日等
2022.3
出版年(W3CDTF)
2022