書店で探す
目次
【序 文】
近年,特に21 世紀になり,消化器内視鏡は目覚ましい進歩を遂げています.内視鏡の画像解像度の向上や細径化とともに,さまざまな画像強調内視鏡(IEE)や拡大内視鏡の出現により,従来は見えなかった微小な変化をとらえることが可能になりました.今では細胞レベルまでリアルタイムに観察することもできます.治療面では,内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)が開発され普及したことにより,どんなに大きく困難な病変でも,診断を誤らなければ内視鏡で一括切除できる時代になりました.ESD で一括切除できるようになった時代だからこそ,正確な診断がより求められるようになっています.
最近ではAI の技術が内視鏡の臨床現場でも使われるようになり,今後ますます改良されていくと予想されます.それではすべての内視鏡診断をAI がなしうるのでしょうか? 答えは“No”です.「美しい画像に正しい診断が宿る」─ しっかりと正しい内視鏡診断をするためには,きれいな内視鏡画像を撮ることが重要です.そのきれいな画像を撮像するには,確かな技術と知識や経験が必要です.しかし,何より大切なものは,どのようなときにもきれいな画像を撮るという気持ちです.私自身,「洗い3 年,吸い1 年,見る撮る1 年,読み一生」と後輩たちには伝えています.どんなときでもしっかりと洗って吸う,きれいな画像を撮る気持ちを忘れないようにしていますが,読影には完璧はなく,一生精進が必要だと思っています.
今回,日ごろ内視鏡診療で切磋琢磨している6 人で,上部消化管内視鏡の撮像・診断の極意を伝える書籍『上部消化管内視鏡 撮像・診断虎の巻』を編集しました.われわれ6 人は全員2002 年に医師人生をスタートした同期で,まさに消化器内視鏡の進歩とともに,医師として成長してきた仲間です.大学病院,がんセンター,臨床病院と所属は異なりますが,最高の内視鏡医になりたいという夢は同じです.同期の仲間だからこそできる侃々諤々の議論の中で,自分たちの経験に基づく,美しい画像を撮るためのコツやノウハウを余すところなく伝えるよう努めました.本書が若き内視鏡医の上部消化管内視鏡診療の一助になりましたら幸いです.
最後になりましたが,本書を作成するにあたりご執筆いただきました先生方には,お忙しいところ多大なご貢献をいただき,心より感謝申し上げます.日本全国の内視鏡医の中から,「この分野なら絶対にこの先生に」と無理なお願いをさせていただきました.また,本書の企画から制作に至るまで,南江堂の皆様には大変多くのサポートをいただきました.この場をお借りして深謝申し上げます.
全国の図書館の所蔵
国立国会図書館以外の全国の図書館の所蔵状況を表示します。
所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください
書店で探す
出版書誌データベース
から購入できる書店を探す
『Books』は各出版社から提供された情報による出版業界のデータベースです。 現在入手可能な紙の本と電子書籍を検索することができます。
別の方法で探す
書誌情報
この資料の詳細や典拠(同じ主題の資料を指すキーワード、著者名)等を確認できます。
- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 978-4-524-21084-8
- タイトル
- タイトルよみ
- ジョウブ ショウカカン ナイシキョウ サツゾウ シンダン トラノマキ
- 著者・編者
- 菊池大輔 [ほか] 編集
- 著者標目
- 編者 : 後藤, 修, 消化器内科学 ゴトウ, オサム, ショウカキ ナイカガク ( 033248749 )典拠
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2025.10
- 出版年(W3CDTF)
- 2025
- 数量
- 252p