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【序文】
「肝臓を診る医師のための肝臓病理テキスト」初版は,2013 年に南江堂から発刊され,多くの医師,医療関係者に愛読されてきた.しかし,すでに12 年余りが経ち,この間に肝臓学,肝臓病理学は大きく進歩,変貌した.初版で用いられている疾患名称や概念では,現在の肝疾患の分類や名称,病態理解に対応することができなくなりつつあり,この機に,第2版が南江堂から上梓されることになった.
まず,この12 年間で脂肪性肝疾患や原発性胆汁性胆管炎など,非腫瘍性肝疾患の再整理と疾患名称の変更があり,また新しい診断基準が提唱され,臨床の現場で用いられている.また肝腫瘍に関しても,ウイルス性肝炎背景の発癌から脂肪性肝疾患に代表される非ウイルス性肝炎からの発癌へと変わり,肝癌の特徴も変化するなかで,がんゲノム医療が標準化されると同時に,新しい疾患が提唱され,新規の概念が確立されており,疾患名称の変更も行われた.
さらに,臨床医学や非観血的な肝疾患の診断学,治療医学が著しく進歩し,ウイルス性肝炎,特にC 型肝炎や急性肝炎では,肝生検による診断や,抗ウイルス治療開始前の肝生検による病態把握が非常に少なくなってきている.また,複合免疫療法などを含む有効な薬物療法の開発と普及により,多方面からの肝細胞癌の治療が現実のものとなり,小型で早期の高分化型肝細胞癌あるいは前癌病変に対するアプローチを肝生検で行うこともかなり少なくなってきた.慢性肝疾患での線維化の把握も画像診断技術が進歩し,有効なバイオマーカーが開発され,針生検は依然として絶対的な評価方法であるが,非観血的なsurrogateも開発され,その臨床応用が進んでいる.
しかし,このような潮流にあっても,肝臓病学における肝病理の重要性はいささかも下がっていない.肝疾患のほとんどは病理形態変化を基盤に理解され,分類され,診断され,治療が行われている.免疫関連事象肝障害や,脂肪性肝炎が他疾患に重複する病態の増加に伴い,肝臓病理の十分な理解なしには,肝疾患の病態理解や診断,それに基づく治療法の選択はできないといっても過言ではない.また,現在の臨床医学をもってしても,非観血的な方法では診断が困難な症例が少なくなく,これらの症例では肝生検による診断あるいは病理情報が重要である.
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書誌情報
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- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 978-4-524-21837-0
- タイトルよみ
- カンゾウ オ ミル イシ ノ タメ ノ カンゾウ ビョウリ テキスト
- 著者・編者
- 中沼安二, 小無田美菜 編集
- 版
- 改訂第2版
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2025.11
- 出版年(W3CDTF)
- 2025
- 数量
- 364p
- 大きさ
- 26cm
- 並列タイトル等
- BASIC AND PRACTICAL LIVER PATHOLOGY
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- 表現種別
- テキスト
- 機器種別
- 機器不用
- キャリア種別
- 冊子
- NDC10版
- NDLC
- 対象利用者
- 一般
- 書誌注記
- 索引あり
- 入手条件・定価
- 18000円
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 請求記号
- SC344-R12
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書
- 書誌ID(NDLBibID)
- 034375551
- 全国書誌番号
- 24195434
- トーハンMARC番号
- 34800613
- 目録規則
- 日本目録規則2018年版
- 整理区分コード
- 111