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【第3版 はじめに(序文)】
同種造血細胞移植は,多くの造血器悪性腫瘍患者の根治を目指した治療法として,わが国でも年間3,500~3,600件ほど行われている.診断,治療法だけでなく,治療経過中の副作用や合併症の管理,支持療法なども進歩し,治療成績も向上している.移植を受けた患者の長期生存が期待できるようになり,移植においては根治を目指しながら,治療後の生活や,社会の中での役割など,その人の人生や生き方そのものをどのように支えていくか,ということを一緒に考えていくことも重要になってきた.治療後の患者の全身状態の管理にとどまらず,日常生活や心理社会的側面における患者自身のセルフケアや,ヘルスリテラシーを支えていく多職種のかかわりは,移植成績の質を支える力となっている.
このような点から,2012年度診療報酬改定時に保険収載された「造血幹細胞移植後患者指導管理料」は,移植医や看護師を中心とした「移植後長期フォローアップ(Long-term Follow up: LTFU)外来」の全国的な開設と,移植後患者へのフォローアップの継続につながっている.「造血幹細胞移植後患者指導管理料」保険収載から13年が経過し,全国の移植施設の8割以上がLTFU外来を開設するようになった.全国的なLTFU外来の開設と運営の継続を支えるべく,日本造血・免疫細胞療法学会では,2012年から「同種造血細胞移植後フォローアップのための看護師研修会」を毎年開催してきた.2025年度までの累積研修受講修了者は2,599名となった.この研修修了者たちの力は,多くの患者の移植後の生活や人生を支えてきたものと推察する.そして,これからも移植後患者を支え,かかわる看護師を育てる力となると思う.
本書は,この研修会のテキストとして2014年3月に刊行された初版,2019年8月刊行の改訂版に続く改訂第3版となる.今版では,前回改訂以降も進展している移植後合併症や感染症の管理,LTFU外来を支援するツールについての情報を更新した.また,多職種で取り組むリハビリテーション,小児科から成人診療科への移行期支援などの記述を厚くし,移植後の生活への影響に関する内容を充実させた.わが国のがん医療の集約化と均てん化が検討される中,移植の対象となる患者・家族のニーズに応じた対応,フォローアップにおける多職種協働や地域連携など,移植チーム医療を強化するうえでも内容を見直した.本書が多くの方の力になれば幸いである.
2026年4月
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書誌情報
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- 資料種別
- 図書
- ISBN
- 978-4-524-27463-5
- 著者・編者
- 日本造血・免疫細胞療法学会 編集
- 版
- 改訂第3版
- 著者標目
- 編者 : 日本造血・免疫細胞療法学会
- 出版事項
- 出版年月日等
- 2026.7
- 出版年(W3CDTF)
- 2026
- 数量
- 184p
- 大きさ
- 26cm
- 並列タイトル等
- HEMATOPOIETIC CELL TRANSPLANTATION,LONG TERM FOLLOW-UP
- 出版地(国名コード)
- JP
- 本文の言語コード
- jpn
- 表現種別
- テキスト
- 機器種別
- 機器不用
- キャリア種別
- 冊子
- NDC10版
- 対象利用者
- 一般
- 書誌注記
- 索引あり
- 入手条件・定価
- 4500円
- 所蔵機関
- 国立国会図書館
- 連携機関・データベース
- 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書
- 書誌ID(NDLBibID)
- 034778563
- トーハンMARC番号
- 34878375
- 目録規則
- 日本目録規則2018年版
- 整理区分コード
- 111