還元型コエンザイムQ10の吸収に影響を与える食品及び遺伝的要因の検討

• 資料種別: 博士論文
• タイトル: 還元型コエンザイムQ10の吸収に影響を与える食品及び遺伝的要因の検討
• 著者・編者: 高橋, 美知代; Michiyo, TAKAHASHI
• 著者標目: 高橋, 美知代; Michiyo, TAKAHASHI
• 出版年月日等: 2023-03-18
• 出版年（W3CDTF）: 2023-03-18
• 並列タイトル等: Dietary and genetic factors associated with individual differences in reduced coenzyme Q10 supplement absorption
• 授与機関名: 和洋女子大学
• 授与年月日: 2023-03-18
• 授与年月日（W3CDTF）: 2023-03-18
• 報告番号: 甲第11号
• 学位: 博士（学術）
• 本文の言語コード: jpn
• 件名標目: 還元型コエンザイムQ10; 食品; 遺伝子一塩基多型; 主観的QOL評価（SF-36）; コレステロール
• 対象利用者: 一般
• 一般注記: コエンザイムQ10（CoQ10）は、健康の維持・増進あるいはアンチエイジングにはたらくサプリメントとして期待されてきたが、有効性は未だ結論付けられていないという課題がある。筆者は、CoQ10のバイオアベイラビリティの個人差の大きいことがその一因であると考え、食品の摂取や遺伝的個人差が与えるCoQ10吸収の影響を検討し、以下、3つの研究成果を得た。 第一に、食品摂取習慣と還元型CoQ10サプリメント摂取1年後の血清CoQ10値との関連を調査し、卵類、乳類、および大豆類の摂取習慣とCoQ10吸収の高さとの関連の可能性を示した。第二に、卵・乳・大豆類を含む食品に可溶型の還元型CoQ10サプリメントを懸濁し、昼食と一緒に摂取する試験を行い、味噌汁への懸濁が、バイオアベイラビリティを向上させることを見いだした。第三に、還元型CoQ10サプリメントの吸収に影響を及ぼす遺伝子一塩基多型（SNPs）を調査し、女性ではABCB1 rs2032582（G＞T）、CD36 rs1761667（G > A）、CYP7A1 rs3808607（G＞T）、および NPC1L1 rs2072183（C＞G）の4つのSNPを見いだした。また、これら4つのSNPを組み合わせた遺伝子型によるグループ分けは、CoQ10バイオアベイラビリティが高く、かつサプリメントによる主観的QOL評価であるSF-36スコアの維持・上昇効果の得やすい人を選択できることを示した。 本研究の成果は、高吸収型の還元型CoQ10サプリメントまたは強化食品や個々の遺伝的背景に応じたテーラーメイド型還元型CoQ10サプリメントの開発の基礎となることが期待される。; 2022
• DOI: 10.18909/00002151; https://doi.org/10.18909/00002151
• 国立国会図書館永続的識別子: info:ndljp/pid/12769854; https://dl.ndl.go.jp/pid/12769854
• コレクション（共通）: 障害者向け資料
• コレクション（障害者向け資料：レベル1）: テキストデータ
• コレクション（個別）: 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文; https://dl.ndl.go.jp/collections/A00014
• 収集根拠: 博士論文（自動収集）
• 受理日（W3CDTF）: 2023-04-07T23:08:42+09:00
• 記録形式（IMT）: application/pdf
• オンライン閲覧公開範囲: 国立国会図書館内限定公開
• デジタル化資料送信: 図書館・個人送信対象外
• 遠隔複写可否（NDL）: 可
• 掲載誌（URI）: https://doi.org/10.18909/00002151; http://id.nii.ac.jp/1159/00002151/
• 連携機関・データベース: 国立国会図書館 : 国立国会図書館デジタルコレクション; https://dl.ndl.go.jp