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書誌情報
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- 資料種別
- 文書・図像類
- タイトル
- タイトルよみ
- ニイマリジョウ
- 著者・編者
- 玉田成章編 : タマダナリアキ
- 出版年月日等
- 1797
- 出版年(W3CDTF)
- 1797
- 数量
- 231.5/22.5
- 本文の言語コード
- jpn
- 対象利用者
- 一般
- 一般注記
- タイトル注記 : 原題簽中央単辺「耳比磨利帖 乾(坤)」(陰刻)。序題・後序題「耳比磨利帖」。折帖(画帖仕立)深緑色絹装表紙、雷文繋・牡丹散(織文)。○初版は天明7年序刊。寛政9年版はその増補改訂版。両者は収録内容・配列に異同あり。天明版の収録点数は135点。天明版にあり寛政版にないものは、菅相丞(兵庫真光寺蔵)、平薩州(江都浅艸某蔵)、鎌倉殿禁榜梶原景時書(河州高安薗光寺竹之坊)、平敦盛書(摂州須磨寺蔵)、熊谷二郎直実所書於平敦盛幌(同)、武蔵坊弁慶書(摂州須磨寺蔵、以上乾巻)、足助次郎重範旗所書(摂州四天王寺蔵)、〔足利義晴書〕(洛陽祥光寺蔵)、蜂須賀阿波守家政書(大坂阿波氏蔵)、仙台中納言書(大坂建国寺蔵)、小堀遠州書(浪華内山氏蔵)、奥州宮城郡市川邑多賀城碑(以上坤巻)。天明版になく寛政版にあるものは、行成卿書(摂津四天王寺蔵)、文覚上人書(手鑑)等多数。○編者玉田成章は伝未詳。本書の序跋によれば、名成章。字子達。号篤斎。江戸の武家らしいが、寛政諸家譜に見えず。自序文中に「祗役摂津」とあって、大坂や浪華、摂都、摂城などとは記さぬこと、自序文末に「書於摂津長柄邸舎」とあること、より見て、摂津での勤務地も官舎も大坂市中ではなく、長柄つまり摂津国西成郡北長柄村、南長柄村辺(現、大阪市北区長柄辺)であったらしい。同地は天明期には田安家の領地で、南長柄村には田安家の陣屋があった。以上より田安家の家臣と推定。寛政元年の武鑑、「徳川慶之丞様(田安斉匡)御附衆」のうち、「御代官」に「〈吟味役上座/いゝ田丁ほり留〉玉田新平」とあり。即ち田安家の家臣で御勘定吟味役を務め、当時摂津領の御代官を兼任した玉田新平がその人。外に『白雉帖副本』1冊(写:東大(寛政5年写))の著述あり。なお、木村蒹葭堂日記には登場しない。○本書には播州の豪族赤松氏関係の文書を多く収め、その一つの所蔵者に「播州志方玉田氏蔵」がある。この玉田氏は、赤松氏の一族で播磨印南郡志方(現、加古川市)の名家(漢学者として名高い玉田黙翁の家)。本書の編者玉田氏は、この播州玉田氏と何らかの関係があるか。○大田南畝『一話一言』巻八「関羽書」の記事の末に「田安県令玉田成章新平摸勒シテ世ニツタフ」とあり(『半日閑話』にも同じ記事)。同書には外にも玉田の摸写した赤穂浪士の文書の記事があり(本書には未収の文書)、大田南畝と交友があり。カテゴリ名 : 無し資料の種別 : 芸術 書画資料の分類 : 和書-芸術 書画 書蹟公開範囲 : デジタルコンテンツなし